僧侶に聞いた!ゲームばかりしているとバカになる?!

2017年03月22日 06:00
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写真は向谷匡史氏。ブログより。

どこへ行っても、子どもはゲーム機を離さない。家族と食事をしていても注文するとすぐゲーム機を両手で持って画面と睨めっこしている。家族旅行の列車の中でも同じような光景を目にする。ゲームに夢中になるわが子は、頭の痛い問題ともいえよう。

それでは、一般的に、「なんでゲームはいけないの?」と聞かれた際、どのように答えることが望ましいだろうか。この問いに対して、わかりやすい回答があるので紹介したい。浄土真宗本願寺派僧侶、保護司、日本空手道「昇空館」館長も務める、向谷匡史(以下、向谷氏)の見解である。

■ゲームばかりしてはいけない理由

――向谷氏が道場で、「ゲームのことで、お父さん、お母さんに怒られている人?」と聞いてみると、あちこちで手が挙がるそうだ。

「そこで、『どうしてゲームばかりやっていてはいけないのか』とさらに問うと、中学年以上は『勉強しないから』という声が圧倒的になります。親御さんによっては、ゲームは『1日1時間』といったように時間を区切っている人もいますが、子どもはその理由を本質的には理解できていません。」(向谷氏)

「すなわち、『ゲームをやってはいけない』というのではなく、『ゲームばかりやってはいけない』という両者の区別をハッキリさせてから、『どうしてゲームばかりやってはいけないのか』という問いに答えるべきだと思います。」(同)

――向谷氏の答えは極めて簡単明瞭である。是非参考にしてもらいたい。

「私の答えは簡単明瞭です。『バカになるから』の一言です。『ゲームは頭を使うんだよ』と反論したりする子どももいます。そこで、こう問いかけてください。『じゃ、ゲームを頑張ったら算数や国語ができるようになるってことかな?』。返事に詰まれば次のように続けてください。」(向谷氏)

「『1日は24時間しかないよね。学校の授業は8時間、睡眠に8時間、食事、風呂、習い事、塾、宿題、テレビを観る時間を引いたら、残りは何時間あるのかな?』。計算すればせいぜい2時間くらいしかありません。」(同)

■代替案を示せば納得しやすくなる

――たしかに、残りの2時間をすべてゲームに費やしたのでは、他にやるべきことが何もできなくなってしまう。

「2時間全部をゲームに使って、勉強もしない、本も読まないとなれば、パカになるんじゃない?と誰でもわかる理屈を話してから、次のように諭します。『ゲームをやるのが悪いんじゃなくて、ゲームばっかりやるのが悪いということ。だから日曜日だけとか、週に1回1時間とかにしたらどう? 』と代替案を示します。」(向谷氏)

「代替案を示すことで、一方的に禁止したり時間を決めるのではなく、話し合い、子どもを納得させることが可能になります。」(同)

――なお、本書は子供向け教育に書き上げられたものだが、ケースにリアリティがあることから大人にもお勧めできる。上司のコネタとしても役立ちそうだ。多くのケースを理解することで物事の正しい道筋を見つけられるかもしれない。

参考書籍
考える力を育てる 子どもの「なぜ」の答え方

尾藤克之
コラムニスト

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