米中首脳会談の後に垣間見える、両者がタッグを組んだこと

2017年04月14日 11:30

先週4月5日午前6時42分頃、北朝鮮がまたミサイルを発射して日本海に落下しました。

朝7時台のニュースを「ますます危機が強まった」と見入りましたが、安倍総理や関係者は寝てようが何しようが叩き起こされて情報収集に入った瞬間だったろうと想像します。

ミサイル発射前日、4日のブログで北朝鮮関係を扱いました。
国際社会が「”アクション”を起こす可能性」として「6~7日にアメリカ・フロリダで開かれるトランプ大統領と習近平主席の米中首脳会談が重要になってき」たので、「日本政府は引き上げていた駐韓大使と釜山総領事を帰任させた」と書きました。

2017/4/4「【要注目】韓国、親北朝鮮になる?駐韓大使は帰任し、週末は米中で動く!?」
http://nakada.net/blog/9187

この投稿ではテレビなどでは使われなかった「金正恩体制の崩壊」「金氏の排除」ということを表現を抑えながらも書きましたが、これは「金正恩を殺すこと」を意味していました。
ところが5日に北朝鮮がミサイルを撃ったことで、6日からは日本のテレビでも軍事行動を「斬首作戦」などと表するようになり、”金正恩を殺す”かもしれないことが公然とされる事態となっています。

ミサイル発射後、米・ティラーソン国務長官は
「米国はすでに北朝鮮について充分語ってきた」
「これ以上話すことはない。」
と発言し、また菅義偉・官房長官は
「北朝鮮への対処に当たって、アメリカが『あらゆる選択肢がテーブルの上にある』と言った発言は評価している」
と述べています。
ティラーソン氏の発言をわざわざ引用しているのは、”もう北朝鮮には言葉で脅しや警告は十分行った。ここから先は「言葉」ではない”という意図が読み取れます。

一方、北朝鮮のミサイル発射は米中首脳会談の前日でしたが、肝心の会談の具体的な内容は伝わってきません。
報じられているのはティラーソン国務長官やスパイサー報道官の記者会見での首脳会談”要旨”などだけです。
「朝鮮半島情勢について、北朝鮮の核開発は深刻な段階にあるとの認識を共有、トランプ大統領は中国の協力が得られなければ単独行動も辞さない考えを伝達。」
「朝鮮半島の非核化に向けた責任を再確認し、国連安全保障理事会決議の完全な履行を約束」

しかし今までと同じことを顔を突き合わせて読み合わせただけで終わるわけはありません。
このような局面での今後の具体的な対応について話したはずです。

中国が北朝鮮に何を求めていくのか、また”いよいよ”の時に米中はどうするのかをハラ合わせ=握ったことでしょうが、当然、今はその内容を公表することはないでしょう。


編集部より:この記事は、前横浜市長、前衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2017年4月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
前衆議院議員、前横浜市長

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