予期せぬ出来事が起きても落ち込むのは1分だけ!

2017年04月19日 06:00
無題

写真は参考書籍書影

人生は、予期せぬ出来事が起こるものである。ときには、落ち込むこともある。しかし、落ち込んでいても事態は改善しない。落ち込んで、ネガティブな感情を吐き出したら、後は通常の自分に戻さなくてはいけない。

今回は起業家の、後藤勇人(以下、後藤氏)に、社会人として必要な感情のコントロール方法について聞いた。後藤氏は、ギターのグレコで有名なフジゲン創業者の横内祐一郎氏の総合プロデュースをおこない、ブランド構築の専門家として知られている。

■落ち込んでいても状況は変わらない

――そうはいっても、そんな簡単に気持ちを切り替えるなんてできないという人が多いのではないかと思う。たしかに、そうかも知れない。

「人生におけるピンチは後から考えると、必ずと言っていいほどチャンスの扉であることが多いのです。以前、会社の幹部が辞めてしまい、代わりにその業務を担当した結果、現場の状況を肌で感じることができた。そこで得た教訓からマーケティングを学び会社の売り上げアップに成功したという経営者の話を聞いたことがあります。」(後藤氏)

「あなたの身に起きたことは、必ずしも悪いことだけではないのです。ショックを受けることがあったときは、あなたを落ち込ませている最大の要因である『予期せぬ出来事』を精査してみましょう。」(同)

――精査の方法は難しくはない。「悪い面」ばかりでなく「良い面」を浮き彫りにすることが必要だ。

「これができたら次のように感じるはずです。『人生最大のショックを受けたあの出来事よりも受けた傷が少なくてよかった』、『相手の会社にも、うちの会社にも損害が出なくてよかった』、『昨日の結婚式の日じゃなくてよかった』。どんな些細なことでもOKです。」(後藤氏)

「制限時間は1分。これはダメだなどと勝手に決めつけず、思いつく限りどんどん挙げてください。実際にやってみるとわかりますが、これは結構難しいワークです。」(同)

――日本人にはネガティブ気質な人が多いので、無理やりポジティブにもっていく必要はない。あくまでも、対象である出来事にじっくり向き合うための作業である。

「『負のイメージ』を取り除いて、その出来事の本質を見極めなければ、なかなか出てこないはずです。あまりに見つからないと焦りが出てきますが心配は無用です。集中できていれば、あれこれ余計なことを考えなくなり、ポジティブな部分もすぐに見つかるようになります。」(後藤氏)

■視点を変えれば異なる風景が見える

――このワークは簡単ではないが効果がある方法である。私が以前、勤務していたコンサル会社の社長は『苦しいときほど笑おう』が口ぐせだった。売上が足りずに意気消沈していれば、『タマ(命)とられるわけじゃないだろ?ん』、銀行の借入が増えても『1億借りるのも2億借りるのも同じようなもんだ!』。なにしろ、現場を明るくする天才だった。

社長の一言で、スタッフ全員が事態の明るい局面を見ようと意識が変わっていく。暗いオフィスが一気に明るくなることがあった。私にとっては、まさにイリュージョンだった。

「視点を変えると様々な見方ができます。マイナス面しかないように見えても、探せば出てくるものです。不思議なもので、いい面があると思うと、人は心が楽になります。ストレスや不安を和らげるのにも効くこの方法はオススメです。」(後藤氏)

――心が乱されていてはパフォーマンスが発揮できない。そのような状態では何をしても中途半端になってしまうだろう。さて、あなたの心の状態はいかがだろうか。

参考書籍
結果を出し続けている人が朝やること』(あさ出版)

尾藤克之
コラムニスト

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