悪意に満ちた朝日新聞のプロパガンダ

足立 康史

昨日(4月19日)の朝日新聞「1強」第2部・パノプティコンの住人って、どれだけ人を馬鹿にすれば済むのか。大見出しは“操られる「責任野党」”、小見出しには“維新に「ご下命」”ときた。まるで私や維新が官邸の指示で動いているかのような印象操作。最初からストーリーありきの悪意に満ちた朝日のプロパガンダ。

そもそも記事にある今月6日の衆院農林水産委員会での私の質問。これは、官邸の意向でも下命でも私の忖度でも何でもなく、「報道特注」でおなじみの魚屋・生田さんといろいろ議論している中から生まれた質疑であって、その著作権は私に、せいぜい拡げても生田さんにあるのであって、官邸なんか無関係だ。

断片的な情報を組み合わせて朝日に都合のいいストーリーを組み上げる、そしてレッテル貼りをするんだから、レッテル貼りの総本山=民進党もびっくりだ。いずれ産経新聞にインタビュー記事が掲載されれば分かると思うけど、日本維新の会は、自民党の補完勢力では全くなく、むしろ最強の競争相手になる。

だいたい自民党もアホ過ぎる。1強が長く続いて感覚が鈍ったのか、党内に政権交代可能な2大派閥を作るなんていう時代錯誤の妄想を持つ集団もあるようだが、小選挙区制下で55年体制復活なんて、総選挙を無効化するだけでいいことなんか一つもない。いま大事なのは真っ当な保守系二大政党を創ることだ。

今日の衆院法務委も酷かった。会計責任者がガソリンプリカのレシートを集めて限りなくクロに近い山尾志桜里議員が安倍総理を「器が小さい」となじったり、担当局長である法務省の刑事局長を委員会室から締め出そうと画策したり。民主党政権時代の失敗から何も学んでいない姿を見ると暗澹たる気分になる。

結局、小選挙区制の下で政権を争うには、真っ当な二大政党がどうしても必要なんだ。それも共産党に羽交い絞めにされた民進党のような万年野党でなく、政権交代可能な真っ当な保守系二大政党でなければならない。郡部・大企業を基盤とする自民と都市部・中小企業に軸足を置く維新。戦いはこれから始まる。


編集部より:この記事は、衆議院議員・足立康史氏の公式ブログ 2017年4月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は足立氏のブログをご覧ください。