豊洲・築地併用は最強の選挙対策で最悪の解決策

2017年06月13日 23:30

知事就任直後の昨年8月、豊洲市場を視察した小池氏(都庁サイトより:編集部)

小池知事が市場は豊洲に移転させるが、築地を食のテーマパークとして活用するという案を提案するという噂だ。しかも、築地は売らないで保有するという。

たしかに、選挙向けには妙案で、天才的勝負師としての女義経である小池さんに改めてほれぼれした。これなら、豊洲移転派もいちおう満足させられるし、築地派からも裏切ったとまでは言われない。

まさに、選挙戦術としては最高だ。

だが、豊洲の観光機能を大幅に相殺してしまうのではないか。また、築地ブランドをなまじ維持しようとするなら、豊洲ブランドの値打ちを低下させるのではないか。

経済的にも、築地でそれをやったときに、豊洲の採算性は同じにならないということを忘れているのか、気がつかないことを願っているのか?

ちょっと、浅知恵のような気もするがどうなんだろうか。

東京都は金持ちだから売らなくて良いと誉めている人もいるが、それなら、五輪で国に財政負担をかけたりして欲しくないし、地方にもっと国の財政資金をまわしてほしい。

出生率で東京は最低。それを地方で育った子供たちを吸い上げ、外国から移民でごまかしている。古代ローマが奴隷制で支えられていたのと同じだ。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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