トランプ1年:今年は「◯溜め」でなく11月のアレが焦点

2018年01月20日 11:30

1月20日、トランプ氏が大統領に就任してから1年となりました。

この一週間ほどでも英語のネイティブスピーカーにとっては口に出すのも躊躇うような
「SHITHOLE(肥溜め・ケ×のあな)」
という単語を発言した報じられるなど“相変わらず”で、1年を振り返れば政策や方針決定で話題になるだけではなく発する言葉やTwitterでのつぶやきが物議を醸しました。

この1年、外交政策は
4月 シリア空爆
6月 パリ協定からの離脱
12月 エルサレムをイスラエルの首都に認定
などが挙げられますが、日本に関するものでは
2月 TPPからの離脱
11月 北朝鮮をテロ支援国家に再指定
などがありました。
国内政策では
1月 イスラム国などからの入国規制
2月 オバマケア撤廃
など方針通り打ち出されたものもあれば、
1月 メキシコとの国境壁建設
2月 インフラへの1兆ドルの投資
と継続中のものもあります。

まだ1年ですから実現していない政策があるのは当然ですが、トランプ大統領の場合は果たして公約通り実現するのがいいのか?とも考えさせられてしまいます。

それでも概ね好評なのは例えば年末に議会で成立した「10年で170兆円に及ぶ大型減税」などですが、しかしアメリカ国内の各社世論調査ではトランプ大統領の支持率は30%台後半で、大統領1期目・1年目の終わりの時期としては歴代の最低です。

2年目に入るトランプ政権はずばり11月の中間選挙(4年に一度の大統領選の中間に行われる国会議会選挙)が全てでしょう。

下院(任期2年)は定数435の全議席、上院(任期6年)は定数100の約3分の1が改選を迎えます。
現在の下院は定数435(過半数218)の議席中、トランプ氏が所属する共和党が240で過半数を22議席上回っています。
上院は定数100(過半数51)の議席中、共和党51に対して民主党49と拮抗していますが、今改選の33議員のうち25はオバマ政権下で大勝した時の民主党議員なのでこれを上回るのはなかなか厳しいと考えられます。

ロイター通信による政党の支持率調査では共和党27対民主党39となっており、今のところは民主党が優位です。
中間選挙の結果は折り返し残り2年のトランプ政権の政策実現や議会での論争ばかりでなく、大統領自身の2期目の選挙にも大きな影響を与えるでしょう。

トランプ氏の支持率は上記のとおり30%台と低迷していますが、こと共和党支持層に限って見るとその81%がトランプ氏を支持しています。
しかし中間選挙で負ければその共和党支持層も離れることになりかねません。

ただでさえ中間選挙はアメリカ国民がバランスを取るために現職大統領に厳しい投票するのが一般的と言われています。
さてどうなるでしょうか。


編集部より:この記事は、前横浜市長、前衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2018年1月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
前衆議院議員、前横浜市長

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