立命館アジア太平洋大学APUに吉本興業チームとお邪魔しました。
吉本はダイノジ大谷さんが授業を持つなど提携関係にあり、APUの学生諸君には沖縄国際映画祭などでもお世話になっています。
i大も吉本をハブにして、このエッジの効いた大学とねんごろになりたく、出口治明学長にお願いに来たのです。
6000人の学生のうち留学生が半分超。
88か国から来ています。
今日からインドネシア・ウィークだそうで、キャンパスがインドネシアです。
留学生は日本語教育も施され、2年でN1級を取る。英語only校だと思っていたが、バイリンガル教育なんですね。
英語中心にするi大の参考になります。
就職率98%で、THE大学ランキングで全国私大5位、西日本私大1位。
世界ビジネススクール5%が認証を得ているAACSBや観光学教育では日本の私大で唯一のTedQualを獲得。
「三つ星評価のおかげで海外からの人気が高い」(出口学長)。
i大もモデルにしようと思います。
開学は2000年。
故・平松守彦大分県知事の大仕事として、温泉日本一、別府の山頂を切り拓き、官民で創り上げたキャンパス。
この構想を綴った本をネットで10円で買ったところ、駐日モンゴル大使フレルバータル閣下あてサインがありました。
売ったんか、閣下。
出口学長直轄の「APU起業部」を始める、という話も伺いました。
社会問題を起業で解決する吉本のユヌス・ソーシャルアクションや、「全員起業」をカリキュラムに組み込むi大と連携できませんでしょうか。
よろしくお願いします。
「学長直轄の「起業部」、立命館アジア太平洋大学で16日発足」
和洋中エスニック何でもあるめくるめく学食。
88か国6000人の胃袋を預かります。
外に出ても何もないからねぇ。
ハラル対応もバッチリです。
でもツバを飲むことも禁じられるラマダンの最中は、ヒジャブ女子は明らかにイラついているそうです。
i大も学食にはめっちゃ力を入れたい。
レバ刺し特区にしたい。
i大でしか食べられないメニューを学生たちにプロデュースしてもらいたい。
地域のおばちゃんたち総動員で、おうちごはんのシェアリングサービスをやりたい。
てゆーか毎日、食フェスを開いてもらいたい。
1300人が暮らす国際寮。
最初は文化がぶつかり合うそうです。
ゴミの出し方ひとつ整えるのに苦労するそうです。
でも、とても楽しいそうです。
うむ、i大もこれを用意したいが、東京で揃えるのは大変。
中期目標にしたく存じます。
COOPのAPUグッズ、Tシャツやスウェットは学生がデザイン。
だよね~。
i大もマーチャンダイジングのブランド作戦を立てて、学生プロデュースで進めたい。
そうそう、校歌も作るんだけど、毎年、新作を学生に作ってもらいたいな。
出口学長「APUの強みは各国で活躍する卒業生。」
吉本チームのビレンドラさん(スリランカ)も、ぼくのゼミで修士号を取って今シンガポール国立大学の博士課程にいるカニヤさん(インドネシア)も、今i大準備室にいる中嶋さんも、APU卒業生。活躍してます。
(この焼鳥カー、i大にもほしい。)
出口学長「多様性とリベラルアーツが大事ですよ。」
はい、i大も心得ます。
多様な学生がリベラルアーツを学ぶにはマンガがいいですよね。
i大もライブラリーを充実させますが、特にマンガには力を入れたい。
電子でね。
出口先輩が大学生のころ小学生だったぼくは自転車で学生と機動隊の衝突を見に行ってました。
Google村上憲郎元社長も同じ頃キャンパスにおられたと思います。
出口学長「村上さんは1年上で、ワルシャワ労働歌を歌わはります。インターナショナル歌える人は多いけど、ワルシャワまではなかなか。」
村上憲郎さんにも吉本興業大崎社長にもi大の客員教授をお願いしてます。
出口学長にも改めてi大インタビューをお願いしに上がります。
ディープなメッセージを東京の若者たちにもいただきたく。
編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2018年11月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。