フジテレビ『バイキング』からまさかのゼロ回答

2019年03月30日 11:30

3月28日に放送された、バイキングのピエール瀧さんに関する放送、DOMMUNEさんへのひどい冒涜発言で炎上しましたが、私達への取材も完全にだまし討ちにあってしまいました。
アゴラさんに掲載して頂きましたので、是非ご一読下さい。

フジテレビ『バイキング』の取材手法と番組構成への疑問

フジテレビ「バイキング」(3月28日放送より):編集部

この取材の経緯で書かせて頂いた通り、取材の依頼があった時に一言も、「あなたたちの団体の意見を取り上げて、賛否両論議論します。」とも、「あなた方の要望は、説得力に欠け理解できないので反証します」とも言われず、ただ単に、主旨を聞かれ、経緯や今後の展開など質問されたんですね。
しかも終始友好的に。

これがもし「番組内で議論します」とか、「反証します」という説明があったなら、「では、こちら側の人間も出演させて下さいね」もしくは取材をお断りしますよね当然。
だって自分達の意見に関して、詳しくもない人達に勝手に議論されることを普通よしとしないですよね。

なので、昨日回答が欲しいということで、

  • 何故、取材する際にきちんと主旨を説明してくれなかったのか?
  • 専門家集団である我々が「過度な自粛等の行為が薬物問題の抑止などにならない」と伝えているのに、番組では「自粛が抑止力になっている」と、繰り返していた。ではその根拠となるデータもしくは研究を教えて欲しい。

と、この2点を伝えたんですね。

そしてもし「自粛が抑止力になる」というデータも研究もなく、ただの出演者の思いこみによる間違った印象操作であるなら、「自粛等の措置が薬物問題の抑止力となるというデータや研究は出ていません。」ということを訂正コメントを入れて欲しいとお伝えしたんですね。

そして、その答えを本日番組プロデューサーから頂いたんですが録音しておいたので、それを文字起こししてみますね。

「こちら側の回答を申し上げさせて頂くと、バイキングは討論番組でありまして、まず貴団体のご意見をきちんと伝えした上で、ピエール瀧容疑者と同じ立場に立たれて活動する方の生の意見や、清原弁護士の問題の本質の部分に対するコメントなども、賛否含めて多角的な議論を行ったと思っています。

まっ全体として貴団体の考え方と異なる受け止め方が多かったのですが、処罰だけでは解決にならないという貴団体の立場を踏まえたトークをさせて頂いたと思っておりますので、ただまぁ薬物依存者に対する処罰、治療のあり方については難しい問題なので、今後もバランスをとって注意しながら放送していきたいと思っているという回答で御座います。」

「つまり、謝罪とか訂正とか、改めてコメントを発表するとかなく、つまり平等な番組で何ら問題がなかったという回答ですか?」

「まっ正当な論評の範囲であると考えています。」

これには本当に驚きました。まず私の大きな勘違いは、バイキングが討論番組だということ。

もちろん私もバイキングを拝見したことがありますし、もっと言えば出演させて頂いたことすらあります。
けれども大体ただ単に坂上さんの意見に、みんなが同調しているだけなので「討論番組」だとは、嘘でも、皮肉でも、嫌味でもなく、今日まで一度も思ったことがなかったんですよね。

あれを討論と呼ぶのでしょうか?皆さま、討論番組と思われてました?

で、要望書の一部、団体の一部、電話インタビューの一部を切り取って放映して、事前レクもたった20分しかなかったタレントさん達が、要望書に書いてないことについて、勝手な感想を言い合っている番組を「正当な論評の範囲と思う」と言い切る所、ある意味うっすら感心すらしてしまったんですが、討論というからには、当然私たちの側の人間も参加してこそ成り立つもので、そこに関係者がいない一方的な話は「欠席裁判」もしくは「こきおろし」だと思うんですが違うんですか?

プロデューサーの「ピエール瀧容疑者と同じ立場に立たれて活動する方の生の意見」というのも、一体誰のことを指すんでしょうか?
会場に薬物で逮捕されたことのあるタレントさんはいなかったと思いますが、唯一いたとしたら、アルコールも薬物ですから、それは飲酒運転で逮捕された坂上さんということですかね?

清原弁護士というのも初めて番組で拝見しましたけど、別に薬物依存症問題に詳しい弁護士でもないですから、問題の本質になんか迫っていませんし、コメントを拝見する限り要望書の意図など、分かってもいらっしゃらなかったですよね。

今後もバランスをとって・・・といいますが、今バランスが取れてないから、問題にしているんですよね???

貴団体と異なる意見とおっしゃいますけど、そもそも我々の団体の意見がまず理解できてないんですよ。

だって「過度な自粛は、同じ問題に悩む薬物依存の人が追い詰められた気分になり、相談する勇気が持てず、ますます孤立化していくので止めて欲しい。」という要望書に対し、森公美子さんの回答は「有名人と立場の違う一般人をバイキングで取り上げたりしない!」という全く意味不明のコメントなんですよ。ギャグでしょこれ・・・

こちらの要望書は切り取られて一部しか紹介されてないんですから、こんなコメント出されたら、私たちの方が意味不明な団体だと思われますよね?
赤っ恥もいい所だし、勘弁して下さいよ~って感じです。

モリクミさん私、昨日まで、さっぱりしてそうですごく好きでしたけど、DOMMUNEさんに対しても、

「Twitter1位になろうって誰かがツイートしたんですかね?」
「ツイートして何回も同じ人がコメントしていくと上がっていくんじゃないですかね?」
「DOMMUNEを知ってる人ってこの中にいる?私は知らなかったんだけど~」

ってもうこれ俗に言う老害の域ですよ・・・あまりにネットの世界を知らなすぎ。
そんなことでTwitter1位になんかなれないし、46万人も酔いしれないです。

どうして「薬物に手を出したけど、ピエール瀧さんの作品も人柄も好きだし、また頑張ってほしいな!」「再起を、応援してるし、待ってるよ!」「薬物を使ったとしても、素敵な音楽!大好き、もっと聞きたい」という一般のファンの方々までもこき下ろし叩く必要があるのでしょうか?
その人達の感情まで間違っているというのでしょうか?

「ちなみにTwitterもだいぶ炎上していますし、そのほとんどがバイキングさんの取り上げ方がおかしいと、皆さんおっしゃっておられると思いますけど、ご存知ですか?それについてはどう思われてるんですか?」と伺ってみたら、「殆ど拝見し、真摯に受け止めております。」とおっしゃるので、「真摯に受け止めた結果が、正当な論評な範囲という結論なんですね?」「はい、正当な論評の範囲と思っております。」とのことでした。

しかもこの番組は、このようにねじ曲がって伝わってしまうことに違和感がないので、2日間考えて、実は私の質問に1つも答えてくれていないんですよね。

  • 何故、出演意図を伝えなかったのか?
  • 「抑止力になっている」の根拠はどこか?

をもう一度聞いたところ、改めて検討してまた回答するとのこと。
なんなんだぁ~?!話し聞いてるのか~?(怒)

ホント大丈夫なのかこの番組?と思ってしまいましたが、それでも続いていくのが地上波の不思議な所ですよね・・・


田中 紀子 公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表
競艇・カジノにはまったギャンブル依存症当事者であり、祖父、父、夫がギャンブル依存症という三代目ギャン妻(ギャンブラーの妻)です。 著書:「三代目ギャン妻の物語」(高文研)「ギャンブル依存症」(角川新書)「ギャンブル依存症問題を考える会」公式サイト

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田中 紀子
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表

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