本日は平成31年第一回臨時会会議にて、「退位にあたっての奉呈文」が上程され、都議会総員起立の厳粛な雰囲気の中、全会一致で採択されました。
【退位の礼にあたっての奉呈文】
天皇陛下におかせられましては
長きにわたり 常に国民に寄り添い
その安寧を祈り続けてこられました
数々の公務に御精励になった天皇陛下のお姿は
都民ひとしく敬慕の念にたえないところであります
ここに東京都議会は 都民を代表して
謹んで感謝を表します。
平成の時代は、大卒後就職して結婚をして、子どもたちに恵まれ、妊娠出産で退社を余儀なくされ転職し、保育園探しに苦労し、江戸川ワークマムを創設。保育園待機児童問題に母親自身が関わる初めの一歩となるアクションを起こし、やがて当事者を区議会へ!と地域のママパパ達に江戸川区議会に送り出してもらい、やがて補助金の使い勝手を改善し拡充をしたいと東京都の保育問題に関わるべく都議会議員となって今日に至りました。
亥年の本年のごとく、猪突猛進にがむしゃらに走り続けたお姐の30年間。夫と私の名前が一文字ずつ入りました「令和」の時代が、夫婦ともに5月生まれの来月から始まります。
激動の昭和と、バブルが弾け経済的に後退しつつも平和であった平成を国民のために捧げられた両陛下に深い敬意と感謝を改めて抱きました。今後の私は「調和」をモットーに、賢く♡しなやかに、歩調を確かなものにしてじっくりと前へ進んでまいりたいと、神聖なる議場の神様に誓い申し上げました。
ふるい議会ツール“は”新しく。タブレット導入へ!
奉呈文に感慨も深く本会議を後にして、議員控室に戻りますと、そこになんと「議員用タブレット」が届いていたのであります!
2013年初当選後初の予算委員会(平成26年3月14日)にて、意気揚々とお姐は「タブレット導入」をいち早く求めました。
お姐「舛添知事(お姐注:今はむかし…)もお子様の保育園の送り迎えをされた、元祖イクメンと伺っております。私も、中二(お姐注:今は大学2年生…)の息子が保育園待機児童となったことがきっかけで、ここまで来ました。後に続く東京の子育て世帯のために、どうぞよろしくお願いをいたします。
次に、都政事務の電子化、ペーパーレス化についてです。
例えば昨年、都議会で配布された資料は、本会議関係だけで議員一人当たり約3千枚、議員127名でトータル43万枚(お姐注:本来は都庁全体枚数を知りたかったのでありますが、さすがに無理と本会議のみ求め43万枚。21局あるので全庁だと900万枚?!)に上ります。
逗子市議会は、タブレット端末の導入により、電子化、ペーパーレス化を実現。都としても、デジタルデバイスを活用し、積極的に推進すべきと考えますが、取り組み状況をお示しください。
中西総務局長:都はこれまでも、全庁ネットワーク上の電子掲示板を活用した情報共有や、庶務事務システムの導入による旅行命令などの電子決裁化を実施してまいりました。
文書資料の電子化、ペーパーレス化は、情報検索が容易になるなどの事務の効率化、印刷経費の節減、文書保管スペースの縮小などの効果があると認識しておりますが、現状では、文書での締結を求められる契約など、必ずしも電子化になじまない事務も存在いたします。
引き続き、新たなIT技術の動向を見きわめつつ、対象事務の特性や費用対効果を踏まえた文書の電子化、ペーパーレス化に努めてまいります。
(お姐注:この時はやるんだかやらないんだか玉虫色の返事をしておりますが、まず問題意識を持ってもらうことが大事!こうした議員個々の一撃の積み重ねが実現への最初の一歩でございます。しかしこの時の中西局長は、その後小池都政のもと副知事→今年から東京都競馬株式会社社長…都が27.8%株を保有する報告団体への華麗なる出世と天下りをされております。)お姐:「私、今回、都議会初の予算委員会ですが、締めて13兆円(お姐注:今や14兆円…)を紙ベースで調べるのは大変難儀しました。電子化すれば検索もしやすく、ホームページにアップすれば、都民への情報公開推進にもつながりますよね。加速度的な推進をお願いいたします。」
とにもかくにも、5年かかりましたが悲願達成できたことは、うれしいというよりホッとしております。誰の手柄でもなくそれぞれの議員がそれぞれの持ち場で意見を述べ、それをお役所も真摯に受け止めた結果だと思います…が!時間かかりすぎ!
未だ予算書の各事業の詳細及びそれに関する金額のわかる部分までの公表はなされておりません。昨年の決算特別委員会では
「財務局です。「事業概要」と決算・予算書を連関し、「節」までの明記と文字検索可能にした電子データファイル(お姐直訳:PDFやめてくれ!!)のWEB掲載を実現すること。」
と意見開陳で求めております。引き続きこれは実現するまでシツコク折に着け要請してまいります。
お姐総括!
しかし、お姐この時にすでに情報公開も求めていたようであった!(<質問が多すぎて過去の自分の質問に驚くこと度々です(笑))続く質問は入札制度についてネチネチやっていて…(笑)。どちらも現在は紆余曲折、模索を重ねつつ、あるべき方向に向かっていることは喜ばしいことです。この予算員会の一年後、舛添知事が退任に追い込まれ、突如として小池百合子氏が知事に就任し、「情報公開」を一丁目一番地を掲げた都民ファー…以下略。
中二階で変化がなかった都議会なはずが、初当選以来ずっと「政局」ジェットコースターに振り回されてきました。身辺もお陰様で静寂につつまれ、令和の時代は、都議になる時に心に決めた地域課題解決のため、都民のための都政研究に真摯に取り組みたいものであります!
東京都議会議員(江戸川区選出) 白百合女子大学を卒業後、ナショナルライフ保険(現ING生命)入社後、以降数社を経て、起業も。2007年統一地方選挙にて江戸川区議会議員初当選(44名中6位)。2期目江戸川区議会史上最高記録、2011年統一地方選挙東京都の候補全員の中で最多得票の1万2千票のトップ当選。2013年東京都議会議員選挙初当選。2014年11月地域政党「自由を守る会」を設立し、代表に就任。2015年3月地域政党サミット(全国地域政党連絡協議会)を設立し、副代表に就任。公式サイト。