パンプス、ハイヒール議論:最初は大変。だけど、私も風穴が開くことを応援します!

2019年06月12日 16:00

6月5日の衆議院厚生労働委員会で、「職場でのパンプス着用を女性に義務づけるべきではない」という、民主党の議員の質問に対して根本匠厚生労働大臣が「女性にハイヒールやパンプスの着用を指示する、義務付ける、これは社会通念に照らして、業務上必要かつ相当な範囲かと、この辺なんだろうと思います。それぞれの業務の特性がありますから」と述べたことが話題になっていますが、民間企業の話ですからこれ以上答えようがないと私は思うのですが・・・・。

さてなぜ国会でパンプスについての議論が行われているのかというと、女性の皆さんはご存知かもしれませんがこれです。

靴と苦痛に掛けた、#KuTooがネットで盛り上がり、1万9000人近い署名が厚生労働省に届けられたそうです。

「パンプス」って男性にはあまり馴染みがありませんが、ハイヒールといえば私すぐにわかります。関西地方で絶大な人気を誇る女性漫才師、ではなく甲が大きく開き、つま先、側面、かかとまでぐるりと覆われている女性用の靴です。

そのパンプスに対して「なぜ足を痛めながら仕事をしなければならないのか!」と、職場での強要に反対運動が広がっているということなんですね。実際、つま先が痛いという程度ではなく、巻き爪だとか、外反母趾にも繋がっているようです。

私、私この件に関して日経ビジネスに掲載されていた、河崎 環さんの「反パンプス運動「痛い靴で働くのは嫌」は当たり前」 という記事を読みました。文中には、「男性はどう思っているのか?」という投げかけがありました。

私も以前から「これ痛くないのかな?」「歩きにくくないのかな」と疑問に思い、何度か女性に尋ねたことがあります。その問いかけに女性は、「慣れた」とか「別に痛くない」という答えだったんで「ふーん。そうなんだ。」と私は思っていましたが、やはり痛かったんですね。

河崎 環さんはこうも書いています。
「ムリはやめましょう、環境にも悪いし、と現実に対応してみんなで始めたのが「クールビズ」だったのではないか。」男性は職場にクールビズがあるのだから、女性にもクールビズ的な風穴があいて当然だと私は思います。

ところで、クールビズって私が始めたって皆さん知っていましたか?

私が横浜市長に就任した平成14年、すでに環境省はクーラーの設定温度を28度に推奨していたのですが、暑いからネクタイを外して効率的に仕事をしようと考え、横浜市役所でノーネクタイを実施しました。

翌15年には神奈川県全域に呼びかけ、さらに翌16年に首都圏全体に広がりました。翌年、小池百合子環境大臣が全国に呼びかけ、名前を募集して定着したクールビズですが、実施当初は猛反対されて大変でした。

「きちんとした服装で仕事しろ」「若造市長の礼儀しらず」なんて言われました。さらに、ネクタイ業界やネクタイ製造業、ファッション業界からは死活問題だと反対意見が届く始末。今でこそ、4月くらいから、紳士服店や紳士服売り場では、クールビズと売り出していますけどね。

何事も最初は反発が出るでしょう。けれども、変えられますし、変わります。

だから、女性の皆さん。私は応援します!


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2019年6月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
元衆議院議員、前横浜市長

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