南九州移住ドラフト会議と北海道移住ドラフト会議の”ゆるい”包括連携

2019年07月21日 06:00

エアギターを引退したばかりのながやんに急に、誘われた。

「明日の夜、南九州移住ドラフト会議北海道移住ドラフト会議の包括協定を結びます。」

「明日!?」

移住ドラフト会議は、移住者を受け入れたい地域を「球団」に、移住志望者を「選手」に見立て、お互いにプレゼンを行い、地域(球団)が移住志望者(選手)を指名する。プロ野球のドラフト会議に見立てた壮大なコント。

指名が複数被ったらくじ引き。指名が成立した移住希望者と地域には期限付きの「独占交渉権」が生じる。

とことん野球を追求する“エンタメ性”や「すぐに移り住まなくてもいい。どんな関わり方があるか考えていこう」という“ゆるさ”は、移住という一大決心につきまとう、「地域は自分を必要としているのか」「どんな人が来てくれるのか」といった不安を払拭し、地域と人を、ともに未来を創るパートナーとして前向きにつなぐ。

2016年に鹿児島県で始まってから、実際に移住した20組だけでなく、「遊びに行く」「まちづくりを手伝う」など、地域と人の多様なつながりが生まれている。

4回目となる今回の南九州移住ドラフト会議は、カ・リーグ(鹿児島エリア)、ミ・リーグ(宮崎リーグ)、ク・リーグ (熊本エリア)の3リーグ制で開催。

各4球団の合計12球団が参加する。 地域は「どんな町でありたいか。どんな人と出会いたいか」を、移住志望者は「やりたいこと、できることは何か。どんな地域と出会いたいか」を、真剣に考え、思いっきり遊ぶ。最高の出会いがここから始まる。

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こんなに”ゆるい”包括連携はじめて見たけど、”ゆるさ”は、多様性と寛容性につながる。

⇒ 若新雄純『創造的脱力 かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論』

少子化など日本の大きな問題の一つは、首都圏の一極集中が原因。

移住ドラフト会議、”ゆるく”見守っていきたいです。

南九州移住ドラフト会議
北海道移住ドラフト会議

<井上貴至 プロフィール>


編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2019年7月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。

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井上 貴至
前鹿児島県長島町副町長

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