あなたはイチゴをどのように伝えますか?

2019年07月21日 06:00

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今日は、ある社会人コミュニティの出版コンペがあったので参加してきました。参加者から文章の要点について聞かれたので以下に整理してみます。

まず大切なことは、読まれるためにポイントをしぼり込むことにあります。一般的な文章以上に、特にブログやSNSの場合、伝える際のポイントは大幅にしぼり込まなくてはいけません。

ブログやSNSは本や雑誌の文章のように長文向きではありません。スマホで読む場合、文字は小さくて読みづらくモニターを眺めつづけると目が疲れます。そのため、30秒〜1分程度でさらっと読めるような短文が好まれます。

たとえば、ツイッターでは140文字という文字数制限があります。まずはこの140文字で魅力的に伝えることを意識してみてはいかがでしょうか。いま、あなたの目の前にイチゴがあります。あなたはどのように伝えますか?

【例A】
イチゴはバラ科の多年草です。種子に見える一粒一粒の痩果がついた花托部分が食用として食べられます。甘みがあるため果物として位置づけられますが、草本性の植物であることから野菜として分類されることがあります。

【例B】
宝石のようにきらびやかに輝く“芳醇なイチゴ”を発見!

一般的に考えて、後者のほうがより多くの「いいね!」やリツイートを集めるでしょう。【例A】は、イチゴの詳細を知りたい人であれば、よい内容だと思うかもしれません。しかし、今からスイーツを食べる人にとっては言っていることの意味がわかりません。何が売りなのか、アピールポイントが伝わらないからです。

【例B】は、誰でもこのイチゴの最大の特徴は、宝石のようにきらびやかに輝いていることだとわかります。誰でも理解できるよう、アピールポイントをハッキリ説明することが大切です。

文章を書く際は、頭を柔軟にしてさまざまなアプローチを考えたほうがいいでしょう。考えているうちに物事を見る視点も変わっていきます。また、これを繰り返すうちに、「書く力」も増していくはずです。

さて、7月21日は参議院選挙の投票日です。選挙は、投票行動だけではなく社会や政治へ参加するよい機会になります。全国的に天気予報は雨ですが、お出かけ前でも、後でも投票に行きましょう。投票は午後8時までです。

尾藤 克之(コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員)
14冊目となる著書『3行で人を動かす文章術』(WAVE出版)を上梓しました。

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尾藤 克之
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員

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