パソナの氷河期世代雇用に「マッチポンプ」と怒りの声

2019年12月15日 06:00

パソナグループが就職氷河期世代支援で正社員を採用する計画を発表したが、「氷河期を食いつぶしてきた会社の典型が…」「露骨なマッチポンプは醜悪の一言」などと、ツイッター上で冷めた反応や憤りの声が続出。氷河期支援策について正反対の意見をもつ人びとの双方から批判が集中している。

就職氷河期世代の雇用について記者会見するパソナグループの南部靖之代表(中央)=パソナグループFacebookより

パソナグループは12日に記者会見を開き、30代半ばから40代半ばを中心としたいわゆる就職氷河期世代を支援するため、300人を正社員として新たに採用する計画を発表した。

同日朝には氷河期世代への政府の支援施策についても各社が報じたが(参照:産経新聞朝日新聞時事通信)、それらと歩調を合わせてキャリア形成を支援するとみられている。

2020年4月以降の入社で、グループが手掛ける兵庫県・淡路島での事業に携わるコースに200人、全国の拠点で地方創生事業に従事するコースに100人を募集。営業や管理部門など職種によって異なるが、年収は400万~600万円。一方で、新卒の採用は半数程度に減らす予定。

記者会見でパソナの南部靖之グループ代表は、

「氷河期世代の人たちをいかせば人手不足や東京一極集中の解消にも大きな力添えをしてくれる」

と述べたという(参照:NHK共同通信)。

このニュースに対しツイッター上では、「パソナのような派遣会社は、就職氷河期世代を少なからず食い物にすることで利益を得てきた」と考える人たちからの冷めた反応が続出。

餓えさせて炊き出しみたいな趣味の悪さを感じる。なんなのこれ。

氷の海に叩き落とした主犯が、座興に釣り糸を垂らし掴まってくる様を楽しむような。

さんざん氷河期を食いつぶしてきた会社の典型がこれでいいことしてるみたいな書き方違和感。

また、今回の件を「マッチポンプ」と明言するような人びとからは憤りの声があがっていた。

ロスジェネを搾取してきたピンハネ屋パソナが微々たる正社員登用で恩を売るという露骨なマッチポンプは醜悪の一言に尽きる。そして、こんな企業に政府から「支援策」などという形で公金が流れるなど言語道断。

今まで散々、就職氷河期世代を食い物にして私益を貪ってきたパソナが、安倍政権の「支援策」などと称する利益誘導を利用して税を貪りつつ、更に氷河期世代を骨までしゃぶり尽くそうとしている。

赤字垂れ流し事業に配属して助成金狙いや。死ねばいいのに。

年末最後に笑かしよる。派遣社員地獄を作った一味が善人ヅラしやがって。

以上の中には、「就職氷河期世代支援の本丸」を「解雇規制の緩和」と見る人もいれば、「政府によるロスジェネの直接雇用」と叫ぶ人も含まれていた。今回のパソナグループによる氷河期世代支援としての正社員採用計画の発表は、ロスジェネ世代の苦境の原因について正反対の意見をもつ人たちの双方から不評を買っているようだ。

アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!

過去の記事

ページの先頭に戻る↑