ゲームパーティ「C4LAN」に未来を見た

ゲームLANパーティー「C4LAN」@高田馬場。
ゲーム配信会社twitchの人に案内されました。
500席、満席。みんな、ゲームをしています。
ぼくみたいにブラついているのもいるから、1000人は集まっています。
ゲームタイトル・コミュニティの枠を超え、ゲームを遊び倒す持ち込み型ゲームパーティ。 
コンピューター、家庭用ゲーム機、ボードゲームなどなど好きなゲームを持ち寄り、同じ空間で遊び倒す3日間ぶっ通しのイベントです。
夜通しずっと。ぼくは昼間に行きましたが、何やら食いながらゲームしている人も、床でぐっすり寝ている人もいます。
対戦型eスポーツだけでなく、ただただユルくゲームを楽しんでいたり、リアルなカードゲームで遊んでいたりする、多様性に富む空間です。
席を予約して、PCを持ち込んだり、レンタルしたりして、LANでつながって遊びます。
仲間がかたまっているエリアもあれば、遠隔のひとと楽しんでいる人もいれば、バラバラです。
ステージを見ている人もいれば、無視している人もいれば、寝てる人もいて、バラバラです。
仲間に会う。新しいつながりができる。ゲームや機器のトレンドを知る。やすらぐ。
参加する人の目的もそれぞれ。草の根的でソーシャルな「場」として機能しています。
とっても新しいかんじ。
LEDで光る自作のPCを見せに来ている人もたくさんいます。
デコPC!
来ている人たちが使うPCは、モニター、キーボード、マウスなどセットにすると、50万円程度だそうで。ハードのビジネスも結構大きいんですね。
大勢が集い、静かに遊んでいます。
たたずまいはコミケのよう。年2回開催だし。
だけど、持ち込んだPCを売っているわけではないし。
持ち寄って楽しんでるだけだし。
わんこ祭りや盆栽まつりみたいなものですね。
2016年の初開催では用意した100席のうち40しか埋まらなかった。
でも今は500席がスグ埋まるんですって。
もっと大きくなる、と主催者が言っていました。
場所探し、大変になりますね。
竹芝CiPに誘致したいな。
自然発生的な参加型コミュニケーションです。
ゲームは同じでも、eスポーツのような対戦イベントとは違う、多様で平和な、若い連帯。
次の世代が形作る社会はこういう姿なんじゃないかなぁ。
ここに未来がありそうだ、と感じました。

編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2020年3月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。