通勤電車・バスの利用をもっと減らすために

2020年04月15日 06:00

「人との接触を80%減らすように」とお願いしつつ、具体的には何も示そうとしない。ロックダウンをする覚悟もない。強いメッセージを出すでもない。それでも、批判が出てこない与党って何だろう。

Keijiro Takahashi/flickr:編集部

通勤を減らすために、たとえば

  • 通勤している人は、通勤中の感染や家族に持ち込まないことに大きなストレスを感じている。会社が休業と言わない限り、生活のために通勤しなければならない人が多いのだ。普段、支給された車やハイヤーしか乗っていない人にはわからないだろうが。ホテル業界も困っているので、自分自身や家族への感染を恐れている人に、会社の近くのホテルを国が経費を出して泊まってもらえばいいのでは?感染者を収容するよりも、ホテル業界にとっては、ハードルは低いと思う。
  • 医療関係者、特にコロナ感染症に関わっている方々は、病院で寝泊まりしている人が多いと聞く。この人たちにタクシーを手配できないものか?もしもの時を考え、タクシーの前部と後部座席の間にビニールで仕切りを張り、窓を開け、乗車する前にグローブをつけてもらえば、接触は避けられる。乗車前にグローブをアルコール消毒してもらえば、もっといい。タクシー業界も少しは救われる。もちろん、病院近くのホテルの提供でもいいはずだ。医療関係者の労に感謝するのであれば、このくらいのことはできると思うのだが。
  • 院内に感染を持ち込まないためには、患者のトリアージが不可欠だ。相談センターがつながらないから、患者は近くの医療機関を受診せざるを得ない。これもすぐにできるはずだ。どのクリニック・病院の、どの時間に受診すればいいのか、どこに発熱外来があるのか、こんなデータベースがすぐにできないものなのか?

編集部より:この記事は、医学者、中村祐輔氏のブログ「中村祐輔のこれでいいのか日本の医療」2020年4月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!
中村 祐輔
医学者、内閣府SIPディレクター

過去の記事

ページの先頭に戻る↑