「安倍離れ」!? 共同通信、鹿児島知事選で「虚報」か

2020年07月13日 11:31

NHKニュースより

12日に投開票された鹿児島知事選で、2期目を目指した自民・公明推薦の現職、三反園訓氏が、新人の元経産官僚、塩田康一氏に敗れたことを受けて、共同通信が「『安倍離れ』進む」と論評して報じた。この内容にネット上で「フェイクニュースではないか」などと疑問や批判が噴出している。

今回の鹿児島知事選は、三反園氏のほか、元知事の伊藤祐一郎氏(立憲民主党鹿児島県連推薦)ら7人が名乗りを挙げる歴史的な大激戦になった。

三反園氏(鹿児島県HPより)

三反園氏はテレビ朝日の政治記者として、お茶の間でも知られ、4年前の前回知事選では、川内原発の再稼働を推進した当時現職の伊藤氏を批判し、脱原発を訴える戦術で初当選した。

一般的に現職の2期目の選挙は特に強いとされるが、知事就任後に再稼働容認に転じたことで批判を受けるなど、在職中は求心力を失い、九州経済局長などを歴任した地元出身の塩田氏に敗れた。

共同通信は選挙結果について、三反園氏が与党の推薦を受けながら敗れたことを重視。

地方での「安倍離れ」が進んだ格好で、年内にも取り沙汰される衆院解散・総選挙の時期など戦略に影響を与える可能性もある。

と国政の政局的な文脈から論評をつけて報道した。しかし、そもそも今回の選挙戦では、三反園氏だけでなく、当選した塩田氏、元職の伊藤氏にも自民・保守系の勢力が3分裂して支援する展開だった。実際、投票終了直後にNHKが報じた出口調査の結果でも、自民党支持層の大半が、塩田、三反園、伊藤の3氏に割れた形で票を投じていたことが判明している。

NHKニュースより

一夜明けてツイッターでは「安倍離れ」がトレンド入りしたが、その反応の多くは

鹿児島県知事選で新人が勝ったのは驚いたが、出口調査を見る限り単純に自民党が内部分裂を起こしているだけなので、「安倍離れ」とは言えないと思う。

共同の印象操作、世論煽動偏向だな。前回知事選も自公敗北してると自分で記事に書いといて安倍離れが進んだ、という分析はおかしい。元々支持されてないだろ。

といったように、共同の報道内容に疑問を持つ人たちのコメントだった。

共同通信は先頃も、立憲民主党と国民民主党の合併交渉が、党名を巡って暗礁に乗り上げていると報じ、国民民主党の玉木代表が即否定したばかりとあって、

地方の選挙で「安倍離れ」って意味がわからない。共同は立民と国民の合流も両党の党首が否定しているにも関わらず訂正しないどころか確定事項のように書き続けている。自分の妄想を記事にする完全なるデマサイトだ。

と辛辣な評価をする人もいた。

【追記19:00】共同通信は13日昼までに記事を更新し、「安倍離れ」の表現を取り消した。ネット上の批判に反応したとみられる。

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