「アゴラ」は本来、論争の場としてつくったのですが、どうも一方の意見ばかり出てくるので、あえて反論します。岡田克敏さんの意見は、マスコミ批判と司法試験の問題がごちゃごちゃになっています。前者は日弁連の新会長と無関係なので、ここでは後者だけを論じます。
弁護士は多いほどよく、免許は必要ない。その理由は簡単です。本人訴訟が免許なしでできるのに、代理人に免許が必要なのは論理的におかしい。「濫訴を防ぐ」という目的なら、本人訴訟も免許なしで行なうことを禁じるべきです。「弁護士の仕事は依頼者との情報格差が大きいため、依頼者が仕事を評価することは困難」だというのは免許の理由にはならない。フリードマンが指摘したように、資格認定で十分。弁護士も普通のサービス業と同様に消費者が市場で選べばよく、弁護士が多いほど競争によってサービスの質も上がる。
どんな職業にも競争はあります。コンピュータ・プログラマも失業する人がたくさんいますが、「プログラマ免許」をつくって合格者を1500人にしろという人はいない。そういう主張をするのは、宇都宮氏のように需要と供給を無視して商品を「配給」すべきだと考える社会主義者だけです。彼のような人物が会長になる日弁連も、市場原理を知らない集団だと世間に宣伝しているわけです。
同じことは税理士にもいえます。本人が税務申告できるのに、なぜ代理人に免許が必要なのか。その理由は簡単です。税理士が国税庁OBの天下り先になっているからです。職業免許の大部分は、こうしたギルドの現代版です。外科医など生命にかかわる職業以外の免許はすべて廃止し、資格認定にすべきです。
どんな職業にも競争はあります。コンピュータ・プログラマも失業する人がたくさんいますが、「プログラマ免許」をつくって合格者を1500人にしろという人はいない。そういう主張をするのは、宇都宮氏のように需要と供給を無視して商品を「配給」すべきだと考える社会主義者だけです。彼のような人物が会長になる日弁連も、市場原理を知らない集団だと世間に宣伝しているわけです。
同じことは税理士にもいえます。本人が税務申告できるのに、なぜ代理人に免許が必要なのか。その理由は簡単です。税理士が国税庁OBの天下り先になっているからです。職業免許の大部分は、こうしたギルドの現代版です。外科医など生命にかかわる職業以外の免許はすべて廃止し、資格認定にすべきです。





ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質
ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質
市場の変相
市場リスク 暴落は必然か
ゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男
社会保障の「不都合な真実」
再分配の厚生分析
エコ亡国論
人間らしさとはなにか?
ドル漂流
これからの「正義」の話をしよう
ゲーム理論 (〈1冊でわかる〉シリーズ)
丸山眞男セレクション
ポスト社会主義の政治経済学
〈私〉時代のデモクラシー
だまされ上手が生き残る
バーナンキは正しかったか?
競争と公平感
フーコー 生権力と統治性
行動ゲーム理論入門
「環境主義」は本当に正しいか?
REMIX
行動経済学
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現代の金融入門
学歴の耐えられない軽さ
世論の曲解
マネーの進化史
歴史入門
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労働市場改革の経済学
「亡国農政」の終焉
ルポ資源大陸アフリカ
生命保険のカラクリ
チャイナ・アズ・ナンバーワン
成功は一日で捨て去れ
ネット評判社会
現状では、彼らの人数が増えたところで「競争」などは起こらず、法律を強化しよう、法律を守らない行為(本人の許諾がある私権の侵害を含む)を許さない社会にしていこう、という「パイの拡大」が起こるだけです。そしてそれが、池田さんの嫌いな「大きな政府」を招く。
岡田さんは理想的な競争環境が整っていない状態で、法曹人口だけを「規制緩和」してもそのような弊害が起こるだけだということを言っているのであって、法曹の人数抑制が理想的な法曹資格制度のあり方だと言っているのではありません。理想や理論と現実を混同してはいけません。池田さんにしては珍しく、完全に的外れな反論だと思います。