東京都利島村(としまむら)。
東京から南に約140km、全島の約80%が椿に覆われ、生産量日本一を誇るという。
(利島村ホームページより)
現在の人口は約310人だが、昔と比べて減少したわけではない。全国のほとんどの離島が急速に人口減少する中、利島村は1970年以降(=約270人)微増している。
島内に、高校や大学はない。若者の人口流出も続く。
それでも人口が微増するのは、移住者を積極的に受け入れるからに他ならない。
そんな利島村役場のホームページを見て驚いた。
村長室のページにある「村長ツアー」の紹介だ。
(引用始め)
*「村長ツアー」 皆さん!6000年ほど前から、利島に人類が居住していたことをご存知でしょうか?(中略)皆さんが来島され、村内神社や山頂散策、利島の歴史探訪等の希望があれば、これらについてご案内いたします。交通や宿等の手配は一切含まない島内の案内のみで、全て徒歩による「ゆったり回る」案内になります。
全くのボランティアのため、土曜日又は日曜日限定のご案内です。また土、日曜日であっても公務等で島内不在がありますので事前に連絡お願い致します。
連絡先は・・・@gmail.comです。
(引用終わり)
・村長自ら村長ツアーで村を案内する。
・役場のホームページに個人のアドレスを公開する。
外からのお客をもてなし、移住者を増やしたい。
そうした気持ちがひしひしと伝わってこないだろうか。
もっと知りたい!
●「行政は住民の幸せに直結することから取り組むべき」というシンプルな考えから導き出されること
<井上貴至 プロフィール>
<井上貴至の働き方・公私一致>
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<井上貴至の提言>
杯型社会に、求められること
編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2017年8月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。