ICPFでは、この春「情報通信の競争力を考える」と題するセミナーシリーズをIEEE TMC Japan Chapterの協賛を得て開催してきました。講師の方々は「日本の情報通信は研究開発の段階からガラパゴス化している」「インフラよりもアプリケーションが重要で、ユニークなアプリケーションを提案するベンチャー企業が生まれてこないことが課題」「標準化活動は個々の企業が利益を求めて進めるものであって、オールジャパン体制など虚構」といったきびしい指摘をされています。
このセミナーを通じて「国策研究開発」のあり方に徐々に焦点が当てられてきました。そこでこのテーマについて集中的に議論するため、「情報通信の競争力:国策研究開発の意義」と題してシンポジウムを開催いたします。
月日:8月26日木曜日
場所:全国町村会館 ホールB
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-35
有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」3番出口徒歩1分
モデレータ:山田肇(東洋大学経済学部教授、ICPF理事長)
パネリスト(あいうえお順):
有本建男氏(独立行政法人 科学技術振興機構社会技術研究開発センター長)
科学技術基本計画に沿って国策研究開発を進めてきた立場から
池田信夫氏(上武大学教授)
技術ナショナリズムを批判する立場から
小川克彦氏(慶應義塾大学環境情報学部教授)
情報大航海プロジェクトを推進してきた立場から
竹田義行氏(NTTドコモ研究開発副本部長)
移動通信分野の研究開発・標準化の重要性について
松本徹三氏(ソフトバンクモバイル副社長)
技術自前主義こそ競争力をそぐと主張する立場から
スケジュール:
13:00 開場
13:30 モデレータによる問題提起
13:40 各パネリストからの意見表明
14:30 討論
16:00 終了
参加費: 3000円(ICPF会員は無料で参加できます)
参加申し込み:www.icpf.jpよりお申し込みください
なお本シンポジウムの模様はシアター・テレビジョンのご協力により後日スカパー!で放映されるとともに、ピラニアTV(無料ネットテレビ)よりご覧いただけます。