北海道で飲酒による危険走行で女性らがひき殺されたりしているんだが、いわゆる「脱法(違法)ハーブ」などを使用しての暴走事故も絶えません。違法薬物による「殺人」が、毎日のように報じられています。これはもう報道も片棒を担いでいるんじゃないかと思います。何かと言えば「脱法ハーブ」とか「合法ドラッグ」という呼び方。「脱法」とか「合法」と言えば、使う側は「違法」と知らず、気軽に使ってしまうでしょう。
この「東京都の福祉保健局」の説明を読むとわかるんだが、これらはすべて「違法」です。売る側は人体への影響など考えず無責任に提供している。薬事法には「指定薬物」というジャンルがあり、医療など特定の用途以外で製造、輸入、販売などをすると「3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金、又はこれを併科(業として行った場合は、5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金、又はこれを併科)する」と規定されています。
厚労省では7月11日から新たに8物質を「指定薬物」に指定したんだが、この「薬物乱用防止に関する情報」を眺めると、今年に入ってから何度も指定される物質が追加されています。まさにイタチごっこ。化学合成物質というのは、亀の子の端っこをちょいといじってやるだけで別に物質と言い張ることができます。「ブラックリスト」か「ホワイトリスト」かといえば、現実的には「ブラックリスト」を増やすしかありません。
それにしても「違法薬物」を使用する人間は、なぜクルマを運転するんでしょうか。普通ならしないことをするようになるのが「薬物」の特徴。密室で一人になれるクルマは便利なのかもしれません。しかし、自宅などで常態的に使用している間はそれほど他人様に害を与えないんだが、クルマと併用すると途端にクルマが「凶器」になってしまう、ということなんでしょう。
「違法薬物」を使った神奈川県の「元」自民党県議が、「指定薬物」指定を待っていたためか神奈川県警の「温情」のためか、県議会議長に辞職願を提出後、7月16日にタイムラグで逮捕されました。使った日時は6月26日。場所は彼女といたホテルの一室だったらしい。これは危険な兆候だと思うんだが、クルマ以外の場所で「違法薬物」を使っても、暴れたりしたり妄言を吐いたり他人に危害をおよぼすようなことが目立つようになってきたのかもしれません。
Living, Loving, Thinking
「彼氏」は号泣していたか
ヒトからハエまで共通した頭部形成の分子メカニズムを解明
東京大学大学院理学系研究科・理学部
このリリースは、生物の発生学に大きなヒントを与える発見をした、と書いているんだが、生物が頭をどうやって作るのか、共通のシステムがわかったようです。頭を作ることを妨げる遺伝子がある、というのが驚き。発生の各段階で、数百とも言われるこうした遺伝子のスイッチを入れたり切ったりしつつ、体の各部位が作られる、というわけです。
忍者かよ!!レベル高すぎる「女子高生の追いかけっこ」
Whats
素人が作ったように見せかける、という「技法」です。サントリーのCMなんで、大手代理店のプロ制作スタッフが関わってるのは明らかなんだが、まるでプライベート動画のよう。最初はけっこう騙される。出てる女子高生も素人臭い。舞台は「熱海」です。
‘Pointless’ Insurance Troubles For Live Kidney Donors
Counsel&Heal
米国の医療保険制度はいろいろ問題を抱えているんだが、この記事では腎臓を提供する側のドナーの保険料が高過ぎる、と書いています。そのため、ドナーがなかなか増えない要因にもなっている。米国における腎臓ドナーは10万人。研究者らは、保険会社が努力すべき問題、と言っています。
ドイツ国歌、3番しか歌われない理由→「1番も2番もろくなこと歌ってないから」
ゴールデンタイムズ
これは知りませんでした。しかし「ろくなこと」というより、政治的社会的に問題ある、という理由なんじゃないかと思います。ドイツ国歌は、ナチ政権時代も含めてワイマール体制時に誕生したわけなんだが、時代の移り変わりが反映されている。「君が代」にしても、江戸時代には春画の中に歌詞が書かれていたりしました。
アゴラ編集部:石田 雅彦