終わりよければすべて良し、と言うが、はじめも大事である。
若狭さんの政治塾・輝照塾が17日から始まったが、どうやら幸先のいいスタートが切れたようである。
小池さんが塾生の面前で若狭さんの動きを全面的に支持したので、若狭さんはこれから思い切って活動を展開出来るはずである。
先日は、維新の中で現時点では最も政策提言能力が高さそうだ、という定評のある議員が、若狭さんの一院制を新党の政策の柱にするという発言に対して、本家本元は維新の一院制議論で、若狭さんの一院制提唱は如何にも唐突で軽薄だ、などといちゃもんを付けていたので、実はちょっと心配していた。
一番大事なところで、小池新党と維新が本家争いをするようなことになったら困るなあ、と思っていたのだが、今日のFNNの取材に対して維新の国対委員長の遠藤氏が「(若狭さんが)言われていることは、まったくわれわれが結党の時から申し上げていたことそのまんま、ズバリなので、それが本当に実行に移せるかどうか」「きちっと向き合えて協調できるなら協調していくし、話はいつでもする」と回答した、ということである。
今はまだ新党が出来上がっているわけではないから、今の段階で互いに手を握ることは出来ないが、いずれは手を握ることがあるかも知れない、と周りに思わせるだけでも何となく希望が見えてくるものだ。
お先真っ暗な民進党よりも期待出来そうだ、というだけでも力が湧いてくるものである。
どうも年内解散の線が強くなっているようなので、もはや一時の猶予も許されないようだ。
若狭さんも細野さんも急いだ方がよさそうである。
民進党の中で迷っている人たちも、そろそろ急いだ方がいい。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年9月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。