韓国では、日本が侵略戦争の加害者で、韓国人は被害者だと教えていますが、日本が韓国(大韓帝国)と戦争をしたことはありません。1910年から45年まで朝鮮半島は日本の領土だったので、自分の国と戦争することはできません。これはよい子でもわかる簡単なことですが、韓国人にはわからないようです。
韓国の教科書では「抗日戦争」という日本に抵抗する戦争が続いたことになっていますが、そんな戦争はありません。日韓併合の前には民族運動があり、初代朝鮮統監の伊藤博文が暗殺されましたが、それは個人的テロでした。1919年には「三・一運動」とよばれる民族運動がありましたが、これは数万人の学生がデモしただけで、日本の安保反対よりずっと規模の小さい運動でした。
むしろ朝鮮人は、日本の同化政策に協力したのです。たとえば日本人みたいな名前をつける「創氏改名」は、日本政府が義務づけたわけではないのですが、1940年に受け付けが始まってから半年で、80%以上が創氏を届け出ました。名前を日本式に変えたほうが、いろんな面で有利だったからです。
「抗日戦争」がなかった最大の証拠は、多くの朝鮮人が志願して日本兵になった事実です。朝鮮半島には1944年4月まで徴兵制がなかったので戦争に行かなくてもよかったのですが、24万人の朝鮮人が兵士になり、2万人が戦死しました。その大部分は志願兵でした。英霊は、靖国神社にまつられています。
戦時中の朝鮮半島では戦闘はなく、平和でした。太平洋戦争に入ると戦争に行ったり内地の工場に動員されたりする人が増えましたが、これは徴兵や徴用などの強制ではありません。まして軍が連行した事実はありません。慰安婦と呼ばれた女性は、連行も徴用もされない普通の売春婦でした。
では韓国人はなぜ日本を今でもうらんでいるんでしょうか? それは日本人が彼らを差別したからだと思います。朝鮮半島は完全に一体化したわけではなく、創氏改名しても朝鮮籍は戸籍に残りました。日本に出稼ぎに行った朝鮮人は、炭鉱などの危ない職場に行かされ、逃げようとしても逃げられない「タコ部屋」になっていた場合もありました。
戦争がおわったとき、日本に来ていた朝鮮人は国籍がなくなってしまいました。もう朝鮮半島は日本の領土ではないので、そこに戸籍のある人は北朝鮮か韓国の国籍を取ることになったのです。日本国籍を取るためには「帰化」の手続きが必要でしたが、朝鮮半島に帰らず帰化もしなかった人は、無国籍状態のままになりました。
これが在日韓国人問題の始まりで、いまだに在日の人には選挙権も被選挙権もありません。これは帰化しない彼らが悪いのですが、今までの歴史を考えると、日本人が胸を張ってそういえる話でもありません。それを「特権」とかんちがいしているネトウヨもいますが、在日韓国人は差別され、不利な扱いを受けてきたのです。
日本が韓国を併合したのは、いま思えば失敗でした。朝鮮半島の植民地経営は大赤字で、うらみだけが残ってしまいました。しかし韓国人が被害者だというのは嘘です。朝鮮人は日本の侵略戦争の共犯者だったのです。もちろん戦争の意思決定をしたのは内地の政府ですが、それに志願したのは朝鮮人です。日韓の「歴史の共有」は、この当たり前の事実を認めないと始まりません。