今年はインフルエンザ大流行の年だった。
流行した理由は日本感染症学会に聞いていただくとして、医療施設の混雑を緩和する方法を提案したい。
インフルエンザ迅速検査キットを一般販売するのである。
このキットは10個13000円で医療施設に販売されている。利益を上乗せしても、Amazonなら1個2000円で売れるだろう。
尿や血液で病気の検査をするこれらのキットと、鼻腔拭い液で検査をうるインフル迅速検査キットと、どこが違うのだろうか?鼻に綿棒を突っ込むから、鼻血が出ることがあるが、危険性はそれくらいである。
インフル迅速検査につては、感度が60%しかないとか、検査せずに、周囲の情況と臨床所見をもって、抗インフル薬処方をするかどうか決めるべきとかいう、臨床疫学的議論があるが、迅速検査キットの販売自体を規制する理由はない。
迅速検査キットがAmazonやコンビニやドラッグストアや鉄道駅で手に入るなら、医療施設で受診する人は激減し、混雑は緩和され、医師たちはもっと重要な業務に専念でき、医療施設待合室でインフルに罹患する人も減ることだろう。