削除問題の当事者である鈴木邦和都議が一夜明けた2日朝、あらためて自身で説明のブログを更新し、アゴラでも掲載した。
複数の別ルートから漏れ聞くところでは、都民ファーストの会執行部は、アゴラの抗議文の内容に逆ギレし、鈴木さんを処分すると息巻き、圧力をかけていたという情報もある。それでも彼は自分の心を折ることはなく、しかし、党が再建する可能性にまだかけている。まさに乾坤一擲のエントリーだった。
多数の政治家ブログを預かる言論サイトの編集長として、幾多のエントリーをみてきたが、進退窮まったときにその人の本質が問われるものだ。その意味で、鈴木都議のこの切り返しは、私がこれまで見てきた重大局面のブログの中でも5本指、いや3本指に入るほど立派で、堂々としていたものだ。念のためだが、彼とはリアルで対面してないので、これはお世辞では全くない。
なお、この問題は共同通信でも配信され、2日付の静岡新聞など地方紙で掲載しているところもあったようだ。残念ながら私の古巣のY社と、「宿敵」のA社からは私に取材はなかったが、鈴木都議のブログがアップされた直後に前日の抗議文のことで取材してきた記者たちに即座に連絡を取ると、彼らもすでに目を通していた。関心は決して低くはないと感じた次第だ。
私への取材はいつでも受け付けるが、そんなことは些事に過ぎない。まずは、都民ファーストがただの「小池親衛隊&民主党ゾンビ」で終わるのか、188万人の都民が「ふるい議会をあたらしく」と念じた理想を追求し続けるのか、最大の岐路であることは、本件で昨日やりとりした某社記者と見解一致したところだった。
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