何で今頃になって、などと怒られる向きもあろうが、加計学園の加計孝太郎氏が記者会見に応じたことはよかった。
別にこれで疑惑とか疑念が一掃されるわけではないが、ご本人がはっきりと記者会見の場で否定している以上、外部にいる私たちとしては、加計孝太郎氏の弁明が間違っているという確たる証拠がないままにこれ以上加計学園問題を追及していくことは出来ない。
モリカケ問題のカケが、これで欠けることになる。
地元の記者だけが加計孝太郎氏の記者会見に出席出来て、これまで加計問題を熱心に報道してきた在京のメディアはシャットアウトされたということのようだから、ちょっと記者会見の持ち方が姑息だったんじゃないかな、という思いは残るが、だからと言って加計孝太郎氏が記者会見に応じたこと自体はそれなりに評価すべきだろう。
モリカケのカケが消えれば、残るのはモリである。
こちらの方は、そうすんなりと行きそうにない。
出来れば早くモリの方も呑み込んでしまいたいので、総理夫人も記者会見を開かれたらいい。
本当のことを言えばいいだけの話なので、今の内にサッサとおやりになることだ。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年6月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。