超人スポーツEXPO@万博記念公園EXPO’70パビリオン。
老若男女、体力・体格の優劣や障害の有無を克服して、身体差により生じる人と人のバリアを超える、人と機械が一体になる「人機一体」の新たなスポーツ。
体験会を開催しました。
機械を身につければ誰でも超人、スーパーヒューマンになれる。
おばあちゃんでもウサインボルトさんより速く走れる。
子供でも伊調馨さんを倒せる。
そんなスポーツ。
小さいころ憧れた、かめはめ波を手のひらから出して戦いたい。
車イスのひとも超高速のレースがしたい。
そんなスポーツ。
開会はアキナ、パンサー、おばたのお兄さんと、超人スポーツ協会 稲見昌彦共同代表、南澤孝太事務局長とぼくで執り行いました。吉本色が濃い!
今年1月に開催した体験会の模様はここに記しておきました。今回はその本格披露です。
「大阪を超人スポーツの本拠地に!」
今回は合計22の認定競技から、
HADO
サイバーウィール
ヴァロクライム
タワータグ
eコンバット交陣
シシーフォックス
スケルトニクス
の7競技の体験会を行いました。
種目1: meleap社「HADO」。HMDとアームセンサーを装着し、AR技術とモーションセンシング技術で「かめはめ波」を繰り出す競技。フィールドを動き回り、手足を動かしながら、バーチャルな世界で闘う。ハウステンボスなど既に23か国59か所で展開されています。
種目2:パラ陸上のレースで使われる車イスレーサーを未来型にデザインしたワン・トゥー・テン社「サイバーウィール」。VRで2100年のTOKYOを走り抜けるエンターテイメント。左右のタイヤについているハンドリムを回す。その速さによってVRの360度映像が疾走します。距離は400m。
種目3:タワータグ
ヘッドマウントディスプレイとガン・コントローラーを装着して、VR空間内のタワーを移動しながら、相手チームと戦うVRシューティング・ゲーム。CAセガジョイポリスから。さすがセガ。戦略性が問われるハイエンドな競技です。
種目4:eコンバット交陣
PCに連動させた無線通信機器つき具足と、竹刀をテクノロジーで安全に進化させた交陣刀とで行う競技。日本古来の剣術を現在の素材やITで再構築。試合は重量別・男女別がなく、年齢によるクラス分けのみ。武器を増やしたり、プログラムでハンデをつけたりしてエンタメ化できます。
種目5:ヴァロ・クライム
フィンランド生まれのARボルダリング。壁にどんどん現れるコウモリをやっつけるゲーム。スピードを競うクライミングや、エアホッケーとボルダリングを組み合わせた対戦など、プログラミングで競技がどんどん拡張します。
種目6:シシーフォックス
バーチャル大玉転がし。タイムや距離を争います。持久力と筋力を鍛えます。玉を転がす操作感と映像がうまくシンクロしています。これもプログラミングで拡張します。現在、対戦型も開発中とか。
種目7:スケルトニクス
乗れるロボットを追求するクリエイター集団、スケルトニクス。高専ロボコン全国優勝を果たした沖縄高専のメンバーが2010年にチームを発足。身体の拡張による新しい人間の魅力を発信します。3歳から乗れますよ。(バブルジャンパーと一緒に)
スライドリフト、バブルジャンパー、ロックハンドバトル、マタサブロウ、トリトリの5競技の展示も行いました。いずれも超スポハッカソンで開発した競技で、後3者は岩手発ご当地超スポです。
AIとロボットで超ヒマ社会が来る。
超ヒマになったら、めくるめくエンタメと、学問と、恋愛と、そしてスポーツの時代となる。
自分で体を動かして、汗をかくから楽しい。
ロボット同士が戦っているのを見てもあまり興奮しない。
スポーツを、作ろう。汗を、かこう。
よしもとはスポーツ企業。
広島の黒田博樹さん、楽天GMの石井一久さん、サッカーの井原正巳さん、スケートの岡崎朋美さん、みなさん吉本所属。
そして、テクノロジー企業。
さきごろ吉本はNTTと提携して先端技術を使った教育のプラットフォームを作ると発表。
テクノロジーを使って世界に打って出る。
お笑いで100年やってきた吉本は、スポーツとテクノロジーで第二創業する。
その中心に位置するのが超人スポーツ。
超スポ powered by 吉本興業で、未来のおもろいスポーツを作ろう。
2020年の東京オリパラに合わせて、超スポの世界大会を開きたい。それがスタート。
そして本番は、2025年の大阪万博。
そのころには、ここ大阪を超スポのメッカにしたい。
よろしゅうに。
編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2019年7月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。