「もう会えないかもしれない」と思って人に会う

人生で一番味わいたくないと思っている感情。私の場合、それは「後悔」です。あれをやっておけば良かった、あの時こうしておくべきだった…そんな気持ちを引きずって生きるのは、何とも辛いものです。

最近、そんな後悔をする出来事がありました。つい数か月前まで、一緒に仕事をし、楽しくお酒を飲んで笑い合っていた人が、突然この世からいなくなってしまいました。同世代の仲間だっただけに、無念でショックです。

仕事でもプライベートでも、自分の周りにいる大切な人との関係でそんな経験があると、その人に「もっと会っておくべきだった」「こんなことを伝えておけば良かった」という後悔が生まれます。

それが、突然であればあるほど、自分自身の心の中に覚悟が無く、想定していなかったことに動揺と後悔の念が強くなります。

人生の後半戦になればなるほど、人との別れが増えていくのは、仕方のないことかもしれません。人間は、誰しもいつか人生を終えるからです。

しかし、普段の毎日の生活では、そんなことを意識することなく、自分の周りにいる家族や仲間とは、いつでも会えると思い込んでいる。実はこれは、大きな誤解なのです。

想定外の出来事によって、後から後悔しないようにするためには、今日会った人には、もしかしたらもうこの世では永遠に会うことができないかもしれない。そんな気持ちで人と会った方が良い。

改めて、毎日の人との出会いを大切にし、悔いの無い人間関係を続けていかなければならないと思いました。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年9月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。