10年先まで国民民主党はあるか

これは、ないと思う。

悲しいかな、野党の場合はその時々の政治状況に振り回されてしまうので、そのままでは国民の支持が得られそうにないということになったら、あっさりと衣を脱ぎ変えてしまうものだ。

国民民主党サイト、国会中継YouTubeより(編集部)

新党という名称を冠した政党は、皆、どこかに行ってしまった。
衣服の脱ぎ変えは自由自在、というのが現在の日本の政治である。

その時々の政治状況で組む相手を変えてしまっても特に大きな批判が起きないのが現在の日本の政治である。

地元の有権者の支持さえあれば、どんな服を着ていても差し支えない、というところがある。

現在維新の参議院議員である鈴木宗男氏などは、その典型だろう。
維新の国会議員だが、如何にも自民党の国会議員の一人のような言動をしている。

政党よりも政治家個人の資質なり可能性や将来性がより問われているようである。

国民民主党の玉木さんについて10年先を見据えて行動しているように見える、期待しているよ、というメッセージを送っておいたが、ブロゴスの読者の方々から、国民民主党は10年先にはないぞ、などというコメントが寄せられた。

実は、私もそう思っている。

国民民主党はないだろうが、玉木さんのようなスタンスの政治家は10年先でも求められているだろう、というのが私の見立てである。

玉木さんの周辺にいる若い国会議員の皆さんも然り。
政治家としての変節は良くないが、必要に応じて衣服を脱ぎ変えることくらいは、そんなに拘ることではない。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年12月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。