こんにちは。黒坂岳央(くろさかたけを)です。
※Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka
ネットでメディアに記事を寄稿していると、Yahooニュースのコメント欄やSNSで否定的に受け取られてしまうことが少なくありません。人は本質的に新しい話や未知の事項には「否定」から入りがちです。しかし、うまくいく人というのは肯定し、可能性に挑戦し、そして成功を収めると考えます。
今の私は素直というか、バカというか基本的に人の言うことを何でもすぐに信じ込んでしまう質で、相手の言動を否定的に受け取らないようにしています。しかし、昔は一時期心が荒んでいた時もあり、すべてを疑心暗鬼に捉えていて、何も誰も信じない、未知の話はすべてウソか詐欺だと決めつけていた時期もありました。
もちろん、「自分は成功者だ」など、痛々しい考えを持っているつもりは全くありません。しかし、昔の自分と比べると着実に1つずつ階段を登ってきている感覚がありますから、物事を肯定的に入る方が何かと人生で得をすると思うようになりました。
物事への捉え方でその人の「攻撃力と防御力」が透けて見える。
・肯定的…攻撃力、未知への許容度が高め。リスクは有るがリターンも
・否定的…防御力、あらゆるリスクから身を守るが、潜在的メリットも排除ビジネスで何でも肯定的なのはリスクだけど、肯定的に生きた方が人生楽しいのは間違いない
— 黒坂 岳央@英語多読講師・経営者・作家・講演家 (@takeokurosaka) February 3, 2020
便利なものは肯定的に捉える方がいい
私は「今より便利になる商品・サービス・及びそうなる可能性の高い事項は肯定的に捉えたい」と言う信条を持っています。これにはある種、文化人類学的な合理性に裏打ちされた考え方です。
たとえばAI。AIはこれから人類の暮らしを便利に、新たなビジネス市場が生まれることが期待できます。しかし、ネット上のAIに対する反応を見ていると、否定的なものが少なくありません。「まだまだ役に立つ段階ではない」「今の仕事が奪われてしまうのでは?」というネガティブな印象しか持てない人が多いと感じます。もちろん、あらゆる物事は表裏一体ですから、光と影の部分があるでしょう。AIで暮らしが便利で豊かになる一方、「今の仕事がAIに置き換えられる」という懸念が事実に変わる日がやってくるでしょう。
かつて、ミシンが1830年に特許取得した時は、失業を恐れた仕立て屋が、ミシン工場を焼き討ちしてしまったというエピソードがあります。ですが、現代ではミシンの発明を嘆く人はいなくなってしまい、低コストで服が手に入り、大量生産される利便性に満足しているのではないでしょうか。
今は否定的な考えを持っている人が多くても、多くの人があらゆる場面でAIを便利に使うようになれば、現在、持っている懸念など吹き飛んでしまいます。何事も味方だと思っていれば近づいてくるし、敵だと思っていれば離れていくもの。それなら最初から肯定的に捉えて、その利便性をいち早く使う方がお得だと思うのです。
否定は防御、リスクもリターンもはねのける
「肯定」が果敢にリスクとリターンを取りに行く「挑戦」の行為であるのに対して、「否定」はあらゆる正と負の可能性をはねのける「防御」と言えるのではないでしょうか。
人の話を何もかも否定的に捉える人がいますが、そうした人は堅牢な盾で自分の身を守ります。結果、失敗や騙されるリスクを排除できる代わりに、あらゆる可能性もはねのけてしまうことになります。
筆者は過去に「コンサル」で痛い目にあってきました。こちらは安くない代金を払っているのに、相手は徐々に適当な対応になっていくのが手にとるようにわかり、価格以上の価値を感じられないので解約を申し出ると「裏切るのか!」と言わんばかりに憤慨されるなどです。
それまでコンサルに頼んでいいことが1つもなかったのですが、今は非常に信頼できる方にビジネスのフォローをお願いしたことで、大きくビジネスが発展するという経験をしました。未経験から新たに立ち上げたビジネスで、7ヶ月目で月の利益が爆発的に発生しました。彼には心から感謝していますし、その実力に心から尊敬しています。もしも彼と出会った時に私が「コンサルなんてロクなものではない。きっとこの人も…」と疑心暗鬼になって相手を受け入れなかったら、今の自分はありません。
過去の経験を拠り所にすることは、身を守ることになる一方で未来の可能性を閉ざしてしまうことになるのです。すべてを否定的に捉え、自分のみを守り続ける人の10年後は、年を取ること以外は今と変わらない自分がいるだというのは想像に難くありません。
肯定したほうが人生は楽しい
肯定的に見る方がビジネスメリットがあるかないか?この記事ではそれを論じるつもりはありませんが、一つ確実に言えることは「肯定したほうが確実に人生は楽しい」ということです。
昨年末頃からダイエットを始めたことで、あらゆる情報をリサーチしてきて「断糖ダイエット」や「栄養学の知識」を仕入れました。これまで正しいと信じて疑わなかった「健康的なイメージの強い玄米も、断糖ダイエットの観点ではあまりおすすめできない点もある」という主張にも否定せず「なるほど。じゃデータを取りながら試してみようかな」と柔軟に受け入れたことで、2ヶ月ちょっとで6.5kgほど減量に成功しました。
目標体重まであと500g減というところまで迫り、新たに獲得した知識がうまくワークして「あの時、否定的に見なくてよかったな」と思っています。
【ダイエット】
「夜だけ断糖ダイエット」で熱かった65-66kgの壁を壊して、64kg台へ。目標まで後500g。筋肉量はそのままでに、中性脂肪のみを削り取る。この2ヶ月ほどで栄養や減量に対する新たな知識とノウハウ、データを得ることができた。これは体重を減らしてスリムになったこと以上の価値かも pic.twitter.com/RAOW4m1a6S
— 黒坂 岳央@英語多読講師・経営者・作家・講演家 (@takeokurosaka) February 3, 2020
人生の楽しさとは、ひとえに新たな可能性を感じることにあるのではないでしょうか。肯定的に見ることで、新たな可能性が次々と生まれる楽しさを味わうことができます。私はこれからも肯定的に見るようにしたいと思っています。