こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
突然のご報告になりますが、本日2月29日付けで私・音喜多駿は、あたらしい党に代表辞任届を提出いたします。
これに伴い欠員となる代表職については、3月1日告示・14日投開票で初の代表選挙が行われる予定です。
順を追って説明いたしますと、あたらしい党代表が嫌になったわけでも、投げ出すわけでもありません!!
そこは、くれぐれもご心配のなきよう。
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事の発端としては、党の今後の方針について大きな議論があったことです。
あたらしい党は「地域から政治を変えていく、あたらしい社会を作っていく」ことを党是のひとつとして、2018年10月に発足しました。
しかしながら、当初の大目標であった「2019統一地方選挙で首長獲得(≒北区長選)」には残念ながら失敗・敗北し、大幅な方向転換を余儀なくされました。
結果、党代表である私は現在、地方首長・地方議員ではなく国会議員として活動しています。
また、党代表は国政政党である日本維新の会にも所属し、切磋琢磨・連携をしながら地域からの政策実現を目指しています。
この大きな方向展開については、私が参院選に出馬を検討している時から賛否がありましたし、その後も折にふれて議論になることです。
今回、都議補選にあたって所属党員が日本維新の会との「ダブル公認」という形で挑戦する点についても、「独自路線が薄れるのではないか」「そこまでして、都議選に手を伸ばす必要があるのか」などが意見として出されてきました。
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そうした過程では、党員・党友対象のWEBアンケートなども行いながら、意見集約を丁寧にしてきたつもりではありますが、
「あたらしい党の今後のために、もっとはっきりと、オープンな形で、党員同士が議論を闘わせて結論を出すべきではないか」
と、所属議員の一人から敢えての「代表選挙」実施が提案されました。
党の代表選挙にはその特性上、一長一短があるものの、私はこれは極めて斬新で前向きなものだと思います。
そもそも党発足時から代表を務めている私自身、「選挙」という形ではまだ代表に選出されておりませんから、民主的な正当性で言えば立場は微妙なところです。
今後の党のあり方について、党員に対して最大限にオープンに議論し、結論をみんなで決める。
白黒をつけてしまうと、負けた方に不満や禍根が残り、組織が分裂・弱体化するという懸念はあります。
実際に、だからこそ既存の様々な政党は「代表選」に対して極めて消極的ですし、その具体的な規約・細則すらない例が多いです。
しかし、そこを乗り越えていくことこそがあたらしい党の「あたらしいあたりまえ」。
どちらが(誰が)勝っても、まずは新代表の下で一致結束して党をもり立てていくという合意の下、昨日の党務執行会議にて初めての党代表選挙が行われることが決定しました。
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代表の任期は2年ですので、選挙を行うために現代表である私は代表職を辞任します。
私が再出馬するかどうかは、告示日まで未定です。未定。
選挙期間は約2週間、主に選挙戦はオンラインサロン上で行うことになります。
自民党のように、多数の一般党員がいるわけではないので、街頭演説などの予定はありません。新型肺炎も大変な時期ですからね。
国会・地方議会の会期中であり、足元の社会情勢も余談を許しませんから、もちろん公務や地域活動が最優先です。
残念ながらルール上、これから党員になって投票する!ということはできませんが(3ヶ月以上の党籍保持者に選挙権付与)、党員になっていただければ、オンラインサロン上の議論には参加していただくことができますし、投票日となる14日総会には出席可能です。
※総会は新型肺炎の状況により、オンライン開催となる場合がございます
恐らく、かなり珍しい機会であろう「地域政党の代表選挙」。
ご興味のある方は、ぜひこの機会に「あたらしい党オンラインサロン」にご参加いただければ幸いです。
開かれた政治があたらしいあたりまえになることを信じ、幅広く党員の皆さまとの議論に臨んで参ります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会、地域政党あたらしい党代表)のブログ2020年2月29日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。