6月16日放送の「直撃LIVEグッディ!」(フジテレビ)でも、なぜか小室圭氏の代理人かといいたくなる発言を続ける木村太郎氏らが、大学のHPできちんとした英語で堂々の発表とか、専門誌に論文掲載とかいうことで小室氏を持ち上げているが、そもそも、フォーダム大学が破格の奨学金を与え、さらに、日本マスコミにこのようなかたちでアピールできるように異常に小室氏をバックアップ・シフトをしていることそのものが問題なのであって、それこそ究明すべき深刻な疑惑なのである。
皇室経済法は皇族が民間から経済的利益を受けることを厳しく制限しており、それならば、皇族と結婚する予定と称して利益を受けることも同じ趣旨で好ましくない。
まして、それが外国からの援助と言うことになれば、外国が皇室を利用することにつながり憂慮すきことなのだ。アメリカだからいいではないかというようなことをいってると、中国や韓国からなら悪いのかというようなことになりかねない深刻な問題なのである。
その問題の深刻さをきちんと議論すべきだと思う。
ところで、これまでうっかりしていたのだが、このフォーダム大学というのは、ドナルド・トランプ大統領の母校なのである。トランプは、ニューヨーク・ミリタリー・アカデミーというハイスクールから、フォーダム大学に進んで2年通ったのちに、不動産の専門学科があったペンシルベニア大学の経営学部(ウォートン・スクール)に転校して1968年に経済学士号をとっている。
卒業はしていないが、間違いなく小室氏の先輩に当たるわけだ。もしかすると、小室氏もトランプの母校なら眞子様との結婚にプラスになるのではなどと考えたのかもしれない(普通ならないと思うが小室氏の発想はユニークだからわからない)。
フォーダム大学のロースクールは名門と女性週刊誌やワイドショーでは紹介されることが多いが、そういうわけでもない。
「 SUITS/スーツ」というメーガン妃が出演していて日本でもリメイクされているドラマでは、「きっと三流のロースクール出身だ フォーダムとかアリゾナ州立とか」という台詞が出てくるというので、ネット上でその場面が盛んに紹介されている。
三流といっても、まだ下があるわけで、最新のUSニュースのランキングでは、①イエール②スタンフォード③ハーバード④コロンビア⑤シカゴ⑥ニューヨーク⑦ペンシルベニア(カリー)⑧バージニア⑨ノースウェスタン(プリツカー)⑨カリフォルニア大バークレー校⑨ミシガン大アナーバー校⑫デューク⑬コーネル⑭ジョージタウン⑮カリフォルニア大ロサンジェルス⑯テキサス大オースティン⑰ワシントン・セントルイス⑱南カリフォルニア(グールド)⑱バンダービルト⑳ボストン㉑ミネソタ㉒ノートルダム㉓ジョージタウン㉔アリゾナ州立(オコーナー)㉔エモリー㉔フロリダ(レビン)で、そのあとの27位に登場する。
このリストには同位も多く、同じ27位には、カリフォルニア大アーバイン、アイオワ、ノースカロライナ大チャペルヒルがあるので、辛うじて30位に入っていると言うことだ。
もちろん、アメリカには200ほどロースクールがあって、そのなかの27位はそれほど悪い順位ではない。バイデン元副大統領はあまり勉強熱心でなかったので、シラキューズ大学のロースクールから弁護士になっているが、順位は111位である。
しかし、日本からわざわざ留学して箔をつけるというようなころではないし、弁護士の世界でもさほど評価されるところでもない。普通には有名な弁護士事務所への就職は無理なのでないかという人もいる。
いずれにせよ、それほど名声が高いわけでない大学が、日本での法律の専門教育を受けたわけでもないし、弁護士資格があるわけでもない若者の才能か将来になにがしか期待するものがあって、全面バックアップしているということのように見えるがどうなのだろうか。