こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
6日は参議院予算委員会2日目(最終日)です。維新からは浅田党政調会長・松沢成文議員が登壇し、郵政民営化などで興味深い答弁もありました。
小泉進次郎氏、父・純一郎氏の郵政民営化を評価「民間ができることは民間で」https://t.co/AIEQDkTO7r
日本維新の会の松沢成文氏の質問に答えた。
— 産経ニュース (@Sankei_news) November 6, 2020
郵政民営化については、菅総理も入閣していた小泉政権が強力に推し進めたものの、民主党政権時代に大きく後退。民営化は事実上「骨抜き」にされ、ガバナンスを失った郵政グループが不祥事を繰り返していることはご承知のとおりです。
参考:かんぽ生命の不正販売、背景にある民主党政権「郵政再国有化」の真実
「(民主党政権時の郵政最国有化法案に)自民党で造反したのは3名、そのうちの2人が私と菅総理」
と小泉進次郎大臣が答弁したように、こうした政府がもはや税投入する必要のない巨大公営企業の民営化こそ「規制改革」の本命の一つ。
郵政やJTの民営化については議員立法も準備し、改革を後押ししていきたいと思います。
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さて、一連の本会議・予算委員会の論戦を経て、任期満了まで解散はないという見方から一転して、「1月冒頭解散」の方がありえるのではないかとの観測が急速に強まってきました。
欧米で再びコロナが急拡大し、オリパラ開催がまた怪しくなっているという背景に加えて、菅総理の答弁があまりにも不安定だからという理由が大きいです。
学術会議任命問題については、昨日のブログで取り上げた通りここばかりに時間を割く一部野党のスタンスには大いに疑問があるものの、菅総理の打ち返しも不明瞭・自信なさげであまり褒められたものではありません。
一連の予算委員会の質疑から、野党再度は菅総理を「論戦に弱い」と判断しているようで、与党内にも危機感が強まっています。
【菅首相 国会答弁で “自助” できず?】#日本学術会議 の会員任命拒否をめぐる問題で、野党の追及を受けた #菅首相。かみ合わない答弁に、たびたび審議が中断。防戦一方の苦しい答弁が続く中、菅首相が掲げる政策理念、「#自助 #共助 #公助」を皮肉ったヤジも・・・#news23 pic.twitter.com/NoGbVUI0bG
— TBS NEWS (@tbs_news) November 6, 2020
元々学術会議問題への強い関心を持っている国民はそう多くはないだろうから、6人を任命しつつ改革を要求するなどの柔軟な対応をしていれば、とっくに終わって皆んな忘れていただろうに。変に突っ張って問題を大きくして、政府にもプラスはなく、マイナスばかり。菅首相、かなり残念な対応。
— Shoko Egawa (@amneris84) November 6, 2020
このまま通常国会に突入して論戦を続ければ、内閣&自民党支持率はみるみる下がる可能性は高いです。
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菅総理としては「仕事師」として任期満了まできっちりやりたいという想いと、その自信もあったのだと思いますが、そのロードマップは崩れつつあるのかもしれません。
早期に来るかも知れない新たな決戦に備えて、私たちも準備を加速したいと思います。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年11月6日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。