人生の軸になる言葉が窮地を救ってくれる

仕事でもプライベートでも、何かに思い悩んだり、決断ができず迷ったりすることが、あるものです。

そのようなピンチを救ってくれるのが、自分の心に留めているいくつかの言葉です。思い出すままにいくつかの言葉を書き出してみました。

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例えば、やるかやらないか迷ったときは「リスクを取らないリスク」という言葉を思い出し、やらないリスクを考えます。そして、決断できないままにダラダラと考え抜いて時間が過ぎてしまった時は「走りながら考える」と行動を優先させるように心がけます。

物事が思い通りにいかないと、ついネガティブに考えてしまいがちです。でも「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」と考えれば、何をすべきかクリアに出来ます。

また、気分が落ち込んだ時は「事実は1つ、解釈は無限」と捉えます。そうすれば、環境ではなく自分の心の持ちようが、落ち込みの原因であると気づくことができます。例えば、大きな試練に直面した時は「人生に無駄なもの無し」と言い聞かせます。そうすれば、それを貴重な体験に変えられます。更に、どん底まで落ちたとしても「夜明け前が一番暗い」と思えば、そこからは良くなっていくことしか無いと、腹をくくることができます。

生きていく上で、トラブルや悩みのない人など存在しません。それをどのように捉え、どう付き合っていくかを考えること。それが人生そのものともいえます。

自分が普段心に留めている言葉が、窮地に陥って冷静に判断できないときの心の支えになる。

私が、窮地に打たれ強いとよく言われるのは、そんな言葉が助けてくれているからかもしれません。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年6月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。