立憲民主党にも重量級の人材が欲しい
立憲民主党が代表選を行うことになったのはいいが、今候補者として名前が上がっている方々は立憲民主党の中ではそれなりの評価を得ている方々に違いないとは思うものの、自民党と較べるとどうにも軽いと言わざるを得ない。
岸田さんが新たに外務大臣に登用することにしたと報道されている林芳正氏と比較すると、軽過ぎる。
自民党と立憲民主党とでは、やはり勝負になりそうにない。
林芳正氏ほどの貫禄を持つのは至難の業だろうが、ここに来て立憲民主党の人材不足が目立つ。
何とかした方がいい。
立憲主義を標榜しながら憲法論議から逃げようとしていませんか?
私は憲法の最高法規範性を大事にしたいと思っている。
しかし、現実の社会では、憲法の最高法規範性に揺らぎが生じており、憲法の明文の規定が行政府からも立法府から蔑ろにされてしまっているように思える事象がいくつも出て来ているのではないだろうか。
最近の事象から言えば、臨時国会招集請求に対する与党側の対応であり、古くは宗教的行事に対する国賓、公費の支出問題、さらには限定的という制限付きの集団的自衛権行使容認問題等がある。
国民的合意を得ることが難しいことから、なし崩し的に色々な措置が講じられて今日に至っているが、いつかはきちんと整理しなければならない問題だろうと思っている。
ここに来て維新と国民民主が本格的に憲法論議を進めることに合意したようだ。
いいことである。
立憲主義を標榜される方々こそ憲法論議の先頭に立たれた方がいい、というのが私の感想なのだが、さて立憲民主党の皆さんはどうされるのかな。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2021年11月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。