こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
10日から会期3日間の特別国会がスタートです。ほぼ儀礼的な意味しかない内容はどうかと思いますが…初当選した代議士たちは今日がいわゆる初登院でした。
一番乗りは深夜から乗り込んだ維新・阿部司議員!
そんなパフォーマンスになんの意味が…?というご意見は多くありますし、そう感じられる方がいるのはごもっともです。
ただ私の個人的な意見としては、「一番乗り」が注目される・報道される慣習があるのであれば、それは最大限に活用して露出するべきだと思っています。
特に衆議院議員は、いつ解散があってもおかしくないサバイバルな世界。どんな正論を言っても、存在を知ってもらって発信力を持たなければ、肝心の仕事を継続することができません。
組織も看板もない新人議員であれば、使えるものはなんでも使う。そして自分の存在を強固なものにし、結果として仕事をやりやすくする。
今日の一番乗りが単なるパフォーマンス野郎で終わるのか、大政治家への第一歩となるのか。
有権者の皆さまにも厳しく見守っていただければと存じます。
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そんな中、気になる指摘がありました。
>未明からここにいる間「今年1月に生まれた長男」のお世話はどうしてたんだろう?きっと女性議員なら突っ込まれるでしょう。子育てや教育に意欲を見せる方だからこそ聞いておきたい。
朝日新聞の記者からのTweetですが、これはどうなんでしょうか。
あたかもパートナーに育児を押し付けているというイメージを持たれているのであれば残念ですし、そもそも男女問わず、仕事にコミットしている人に対して「子どもはどうしているんだ」と聞くことそれ自体が、いわば子育て世帯への「十字架」になってしまっていないか。
先日もまた別の方にTwitter上で絡まれ、シッターなどの家事支援サービスを使って分担していると述べた際には「シッターを使えるなんて裕福だ」という嫌味をストレートに言われました。
仕事をすれば「子ども(家事育児)はどうした」と問われ、他人の手を借りれば「贅沢だ」「そんなことは普通ではない」「愛情が足りない」と叩かれる。
もうどうしろっちゅーねん!!
というのが、共働きで家事育児と仕事を両立している子育て現役世代の心からの叫びではないでしょうか。
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家事育児をどちらかが放棄していたりするケースもあるので、質問者にはそうした問題意識が根底にあるのかもしれません。
ただいずれにしても、家事支援サービスや他人の手を借りながら働くというライフスタイルが普通のものとして受け入れられる世の中の方が望ましいと私は思いますし、こうした実態についてはぜひ記者やメディアは丁寧に取材をして流れを作ってもらいたいと思います。
私も家事育児が満点にできているわけではありませんが、女性だけでなく男性も「仕事と子育てを両立」するモデルケースを実践するべく、努力を重ねてまいります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年11月10日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。