感染拡大から2週間して重症が増える=重症になるには2週間かかるではない

致死率はインフルと変わらなくなったオミクロン

オミクロンの感染は拡大していますが、重症者は一向に増えません。それもそのはず・・・・・(宮坂先生がFacebookで紹介されていました)

オミクロンはデルタの1/3の重症率と言われていますが、デルタの時は高齢者しかワクチン受けてなかった。ワクチンでは70%くらいの有効性があるのでざっと計算してワクチンなしのデルタの1/10以下になるはずです。


これは先週の大阪府の専門家会議資料です

第1波から6波までの致死率

第1波 全国5.4% 大阪4.9%
第2波 全国1.0% 大阪1.5%
第3波 全国1.8%  大阪2.6%
第4波 全国1.9%  大阪2.8%
第5波 (6/21からなのでまだワクチン未接種多し)全国0.4%  大阪0.4%
※厚労省データでは7月だけだと全国で0.15%
第6波 全国0.1% 大阪0.0%!!!

※インフルの致死率0.1%(日本では0.03%)

piskunov/iStock

第4波までは致死率がインフルの70~150倍だったがワクチンでインフル並になっています。人口あたりの死亡率もインフルと変わらない。もはや2類相当にしておく意味はまるでなく、逆に5類にしてどこのクリニックでも受診できるようにし、濃厚感染者の2週間隔離などの馬鹿げた対応を止める。

5類にして、コロナの検査代や治療費も無料にしないで普通の医療負担でいいと思う。重症になって2ヶ月も入院したら3割負担でも数百万円(高額医療費控除制度はある)だから反ワクの人は減るだろう。このまま湯水のように医療費も垂れ流すのあり得ない。ワクチンも同様に有償で良い。インフルエンザと同じです。

ワクチンの人は今後、
●ワクチンの副反応が出る
●重化して入院して数百万払うことになる
のリスク比較になるでしょう。

カナダや米国ではワクチン未接種の人たちがICUのほとんどを占めている。こちらは宮坂先生のFacebookからお借りしました。


カナダの首相が「ワクチン未接種の人たちが医療リソースの大半を食っている」としてその分の負担として罰金を科すらしいが、気持ちはわかる。日本ではそもそもファクターXで欧米よりずっと罹患率が低いのでこうはならないはずだ。

しかし、医者の中にはいまだオミクロンを煽りまくっている人たちも多い。しかも言ってる内容が事実と異なる。デマに近い物もある。

テレビに出てくる医者、そして分科会の専門家の無知
テレビを見ていますと、自称専門家がかなりのデマをいまだに言っています。これは嘘を言ってると言うより情報のアップデートができていない。本日はいくつか取り上げて論破してみたいと思います。 コロナはいまだインフルエンザよりずっと重症化す...

その中でテレビの医者もよくいう

いまは重症者が少ないが、2週間経過すると重症者が増える

というのがある。小学校の算数が分かっていない証拠です。

なんでこんなに間違いをいえる医者がいるのか

ちなみに沖縄のECMO使用率はいまだ0

全国でも減少しかしていないので↑はデマです。


ICU使用率が上がっているのは感染者が増えているのでとりあえず管理の楽なICUに入れて置こうとしているからで、これを重症と見なすのが国基準。沖縄は国基準と実際の重症者数をはっきり記載しています。


5類になって入院費も自己負担になったら今みたいに安易に「怖いから入院したい」という人も減ってICUも空くはずです。そもそもオミクロンは肺では増えないんだから肺炎になるわけがない。

感染から2週間して重症化するわけではない

たしかに感染のピークと重症者のピークは2週間ずれる

当たり前です。だって

新規陽性はその日の陽性者
重症はいわゆる累計みたいなもの

だからです。いったん重症になったら1ヶ月くらいは重症でしょう。それがいつのまに彼らの頭の中で

発症から重症まで2週間かかる

謎変換されてしまっているわけですよ。算数が苦手なんですな。
意味が分からない人、新型コロナは発症から死亡まで

という感じで、最も多い(平均は長期入院がいるとかなりブレるので意味ないので)のが発症から8~10日です。2週間したら重症化するっておかしいと思わないのかな。2週間たったら重症化するような人は半分死んでます。発症から8~10日で死ぬ人が多いのなら重症化するのは数日後です。ところが沖縄も東京も大阪もオミクロンの重症者はほとんど増えてません(重症の大半はデルタだそう)。だから2週間後にいきなり増えると言うこともありません。

まだ分からない人のために


実は感染ピークの前の方が重症が多く発生している。当たり前です。重症者の数は「ほとんど累計」だから発症ピークまで減少しない。で、2週間経過したら重症者のピークになって減り始めます。だから

発症から重症まで2週間かかるというのはデマ

ということになります。沖縄ではオミクロンが出てからとうに2週間経過したがずっと重症0です。2週間後にどっと重症が増えるわけではなく、だんだんと積み重なっていって感染ピークの2週間後に重症者数はピークアウトする。が、ずーーーーっと重症がこの速度なら低い山、いや丘か、砂山でしかなく、それでも重症者ピークは感染者ピークの2週間後です。w

累計とその日の数字がわからないなら黙ってろ

沖縄では12月から延べ7893人が罹患し、死者はずっと0です。


コロナで死ぬ場合は発症から8~10日だから、デルタ以前ならワクチンを打っていない場合はすでにかなり死んでいた・・・・

いまだ、死者0!!!鬼フラット

7893人が罹患して1人が死んでも致死率は0.01%、2人が死んでも0.025%、3人死んでやっとインフル相当です。いかにオミクロンの脅威が低いかわかります。7893人も罹患して死者どころか重症が1人もでないのです。インフルよりずっと脅威度は低いです。

本日の沖縄は連休明けで物凄く多くなるはずなのに1/8よりも減りました。沖縄は東京でいうなら毎日1万人以上の新規陽性だったわけで、ピークアウトした可能性大。明日が減っていたら確定ですからみんなで祈りましょう。それより12月からずっと「重症0、死者0」のほうが大きいんですけどね!!

なんで日本だけがバカみたいに過度の感染対策しているのか本当に腹が立って仕方のない2022年。データ見ろ、データ!!!


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2022年1月12日の記事より転載させていただきました。