安倍元首相が銃撃され亡くなられてから1週間以上が過ぎたが、今でも献花台には多くの人がお花を供えに訪れ、安倍元首相を追悼している。雨の日であっても、猛暑の日であっても、行列が出来ていたように思う。
安倍元首相の死を悼みたい、そうした献花に訪れる人の「ほとんどがサクラという事実」とTwitter上で主張したのが澤田愛子という方。
大学定年退職後フリーの研究者となり「安倍政権に危機感を抱き2015年末よりツイッター」を始められたという。1945年生まれ。専門は看護学で富山医科薬科大学医学部看護学科教授などを務められてきた。
澤田氏の上記の発言には、「私も家族も知人も自らの意思で献花しました。ほとんどがサクラという事実と断言された根拠をお示しください」というもっともな批判が寄せられていた。
さぁ、澤田氏は明確な根拠をもって「事実」を証明するのかと思いきや「ほとんどがサクラだなどと一切書いていませんよ。そういう人も含まれているかもと書いただけ!日本語が読めぬのですか。しかも自分を匿名にして!」とお怒りのご様子。
澤田氏は「ほとんどがサクラだなどと一切書いていませんよ」と反論するが「安倍献花台に並ぶ人ばかりを写す。ほとんどがサクラという事実をなぜ伝えぬ?」と、一日前に明らかに書いている。「そういう人も含まれているかも」とはどこにも記していない。しかも、今回、そういう人も含まれている「かも」と書いているという事は、事実どころか、澤田氏が誰かからその話を聞いたか(伝聞)、澤田氏の想像である可能性が高い。事実と自信があるならば「かも」ではなく、「いる」と書くはずだからだ。
澤田氏の支持者?と思われる人からも「澤田愛子先生、ここまできたらアベの国葬に来た連中は動員されたサクラくらい振り切れた事言ってアベガーのヤバさを世界に向けて拡散ほしい」とのコメントが寄せられていたが、現時点において、澤田氏から、安倍献花台に並ぶ人の幾らかがサクラという根拠は示されず、その「事実」なるものは証明されていない。
ちなみに、「安倍献花台に並ぶ人ばかりを写す。ほとんどがサクラという事実をなぜ伝えぬ?」とのツイートは、私が見たところ、削除されている。おそらく、澤田氏自身が削除したのであろう。