自民党・茂木敏充幹事長は、4日のNHK番組で、統一教会の問題と絡めて、「左翼的な過激団体と共産党との関係がずっと言われてきた。そこについて全く調べないというのも問題だ」と発言しました。
それに対して、共産党・小池晃書記局長は「事実無根」と発言の撤回を求めましたが、茂木幹事長は発言を撤回しませんでした。
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当然ながら共産党員とその支持者およびその周辺からは猛反発がありました。
公安調査の対象団体は?
日本国内に関しては、旧オウム真理教(現Aleph、ひかりの輪)、日本共産党、革マル派・中核派などの新左翼、右翼団体ないしは右翼標榜暴力団、行動する保守(右派系市民グループ)、朝鮮総連、沖縄で「琉球独立」などと唱える勢力などの情報を収集している。— 闇のクマさん世界のネットニュース (@CYXuAxfGlfFzZCT) September 4, 2022
けれども、なぜか「関係」について反論した人はいません。共産党はいまこそ濡れ衣を晴らさなければなりません。
こんなハッシュタグがあります。読んでみたら、あっち系の人が、日曜討論での茂木氏の共産党攻撃に反撃してるんだと分かりました。茂木氏の人格攻撃するのではなく、過激派とつながりがあるという茂木氏の疑惑にちゃんと答えればいいのに。これもポピュリズム。#茂木敏充の議員辞職を求めます
— 有馬哲夫 (@TetsuoArima) September 5, 2022
また、茂木幹事長の発言は問題の本質を突いているという指摘もあります。
#日曜討論 での #茂木幹事長 の発言が話題になっているが、私も、今回の問題は旧統一教会の問題にとどまらず、政治家と暴力団や過激派との関係などにも広がる話だと主張しています。共産党が関係しているがどうかは分からないが、茂木幹事長の発言は問題の本質を突いている。 https://t.co/9UT9gXgaPf
— 野村修也 (@NomuraShuya) September 5, 2022
たしかに、共産党は現在は破防法の指定団体として公安調査庁の監視対象になっているだけです。
共産党が破防法に基づく調査対象団体であるとする当庁見解 公安調査庁
ちなみに、警察庁HP 警備警察50年によると、
昭和30年代初頭、路線対立等の理由から、日本共産党を除名されたり、離党した者が中心となって、日本共産党に代わって、我が国で暴力により共産主義革命を起こすことを目的とする集団が生まれました。これが過激派です。
とのことです。
共産党はしんぶん赤旗で過激団体との関係はいちおう否定しています。
「革マル派」とか「中核派」などと名乗る団体は、凄惨(せいさん)な「内ゲバ」事件などをおこしてきた反社会的な暴力・殺人者集団であり、日本共産党とはまったく関係がありません。
しかし、共産党は過去に過激団体と「関係」があったことは明らかで、それをいまだに清算していません。
「左翼的な過激団体と共産党との関係、ずっと言われてきました」
言われてきたことは事実。公安も監視している。昔は共産党そのものが火炎瓶を投げる過激派だった。自民・茂木幹事長の発言に共産・小池氏が抗議「撤回してください」 スポニチhttps://t.co/4BAOuZxF9c
— 池田信夫 (@ikedanob) September 4, 2022
一方で、1970年の第11回党大会で、自分たちのめざす「革命」が平和的となるか非平和的となるかは「敵の出方」次第だとするなど、暴力革命を選択肢とすることを否定していません。
日本共産党は平和革命路線を採用しているが、これは原則に過ぎない。つまり「例外」もある。場合によっては暴力革命も排除しないということで、これが世に言う「敵の出方論」である。例外なき完全なる平和革命路線を採用していたかつての日本社会党とは、この点において明白な違いがある。 https://t.co/xATks4wAoS
— ミスター小五郎 (@kogoro_wakasa) September 6, 2022
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「関係」だけで相手を攻撃していたら、おたがいにめぐりめぐって跳ね返ってきます。あとはオルタナ・ファクトに一直線です。