晴海フラッグは割安感が更に高まり「宝くじ化」する

日本経済新聞によれば、東京都は湾岸エリアに東京駅を起点とする新しい地下鉄を建設するとしています(図表を元記事で見る)。

東京駅から東京ビッグサイトまで、7駅を新設しますが、その中に晴海駅も予定されています。完成は2040年とかなり先になりますが、つくばエクスプレスや羽田空港方面への接続も検討されており、実現すれば湾岸エリアの利便性はかなり改善されます。

この発表によって恩恵を受けるのが、晴海フラッグです。東京オリンピックの選手村跡地に建設中で、2024年春に完成し引き渡し予定です。

現状の問題は、交通アクセスが悪いことです。最寄りの大江戸線の勝どき駅までは徒歩で20分以上かかります。敷地内からBRTが運行され新橋、虎ノ門まで接続されることになっていますが、どの程度の利便性になるかは不透明です(個人的には地下鉄よりも地上を走るBRTの方が使いやすいと思っています)。

今回東京都から発表された地下鉄の新線建設は、晴海フラッグの物件価値をさらに高めることになると思います。

私が購入した時の晴海フラッグの坪単価は300万円台前後で、周辺の400万円以上する物件よりも2割から3割程度割安で販売されていました。販売価格が大幅に上昇しなければ、地下鉄建設の発表で割安感は更に高まります。

販売はそろそろ最終段階に入ってきました。これから販売されるのは、Park Village D棟と、SEA VILLAGEのE棟が来年の年初に予定されています。

人気沸騰で購入希望者が殺到していますから、高倍率の抽選になるはずです。購入できる確率は低いかもしれませんが、購入希望の申込をしなければ当たりません。宝くじのつもりでチャレンジしてみる価値はあると思います。

実は私の友人も、前回の販売で35倍の抽選倍率の物件を当てました。

自分が住む予定が無くても、もし当選して1年半後の引き渡し時に値上がりしていれば、売却して転売益を得ることも可能です。販売価格が抑えられることによって割安感が高まり、晴海フラッグは今や「宝くじ化」している状態です。

晴海フラッグ 完成予想CG 晴海フラッグHPより


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年11月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。