オテル・ド・クリヨンの午後、甘味編。
活け締めイベントの後は、新しくできたパティスリー&サロンドテの、バタフライ・パティスリー&バタフライ・ルームへ。ボンジュー、マチュー!(マチューは、このパラスのシェフパティシエ)
シガールームだったところ(もっと昔、大改装前はバー・オベリスクだった場所)が、フェミニンなパティスリー&サロンに変身。テイクアウト&イートインで、パティスリーやガトー、ショコラなどを味わえる。ボワシー・ダングラ通り側にエントランス作って(バー・オベリスクもここからよく出入りしてたっけ)、ル・ムーリスの”ル・パティスリー”や、リッツ・パリの”ル・コントワール”、ル・ブリストルの”レピスリー”と似た戦略ね。
クリヨンの他のレストラン(レクランはもちろん、ジャルダン・ディヴェールなど)で出すお菓子と違う、オリジナルのラインナップ。
クリヨン、リニューアル後に、ロビーでジャルダン・ディヴェールで出すパティスリーのテイクアウトしていたけれど、早くになくなってた。クリヨンが所属するローズウッドホテルとしての、新たなパティスリー啓蒙。
フー・ド・パティスリーで大評判になったマーブルフランや、各種パティスリー、ケークやサブレ、おおぉ、美しいビスキュイサヴォワも。ショコラも自家製してたのね、知らなかった。今年の復活祭のショコラオブジェ、きれい。中はプラリネだそう。
イチゴのシャルロットをいただく。ほんのりオレンジフラワーが香って、イチゴとの相性抜群。
続いて、サロンドテ限定(=イートインのみ)でシグニチャー菓子的な存在の、マドレーヌもお味見。
ナチュール、フランボワーズ、ショコラの3種のマドレーヌを、目の前で、ナチュールには好きな柑橘ゼストをすりおろし、フランボワーズにはブランボワーズコンフィチュールを添え、ショコラにはショコラソースをつけて、仕上げてくれる(昔、ル・ムーリスでカミーユが出してくれた、”ミルフイユ、お気に召すまま”をちょっと思い出す)。パラスらしいサーヴィスが心地よい。マドレーヌを乗せたシャリオが繊細で美しくて素敵♪
途中で知人合流。彼女が頼んだショコラショーの香りが素敵~。添えられたラングドシャのショコラがけもおいしそう。今度これ頼もう♪
お菓子話で盛り上がり、気づけばもう夕暮れ。デモも終わりに近づいているようだし、そろそろ帰ろう。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年4月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。