ウクライナがクリミア半島へミサイル攻撃:ロシア黒海艦隊に大ダメージ

ウクライナ軍が23日にクリミア半島南部に位置するロシア黒海艦隊司令部を攻撃しました。この攻撃により、ロシアは甚大な被害を被っています。

ウクライナの攻撃により、ロシア黒海艦隊司令官を含む130人以上が死傷し、同艦隊の建物は復旧不可能な状態になっているそうです。

2014年にロシアに不法占拠されたクリミア半島でしたが、9年後に戦場になっているなど誰が想像したでしょうか?

これまでのウクライナはロシアが実効支配する領土への攻撃していたことを認めていませんでした。しかし、今では堂々と攻撃の事実を認めています。

局所的には善戦しているように見えるウクライナですが、昨年のハルキウ奪還のような軍事的成果を実現することができていません。

膠着状態が続くウクライナ戦争に欧州は痺れを切らしています。欧州の中で最も親ウクライナのひとつだったポーランドが軍事支援停止に言及したことがそのことを象徴的に表しています。

ウクライナの最大の支援国であるアメリカも頼りになりません。自国の予算さえも成立させることが出来ない国がどうして外国の戦争を支援できるのでしょうか?

ロシア黒海艦隊への攻撃成功で盛り上がるウクライナですが、同国が前途多難であることには変わりありません。

クリミア半島 Wikipediaより