鳥取県を訪れておられた秋篠宮皇嗣家の佳子さまが新型コロナに罹患され、静養されている。眞子さまが結婚されたあと、愛子さまが単独公務を22歳に近づいても開始されないという状況のしわ寄せが佳子さまに集中するなかで、八面六臂の活躍中のなかで感染されたわけで、お大事にと祈りたい。
このところ、眞子さまに始まった秋篠宮叩きが、両殿下、悠仁さまと波及したのち、模範的な皇族である佳子さまにまで及んだ形だ。
そこで、「佳子さまの「ご両親との別居」は無駄遣いなのか…「わがままプリンセス」批判は誤解であるこれだけの理由」という記事をPRESIDENT Onlineで書いたのでその要点と、深掘りをしたい。
佳子さまを学習院OGらが執拗に叩いているのは、013年に学習院大学文学部教育学科へ入学されたが、翌年の8月に中退され、AO入試でICUに合格され2015年から学ばれた。
しかし、この教育学科というのは、第二外国語は中国語か朝鮮語しかとれないというおかしなところだった。しかも、任意であるが怪しげな研修旅行まであって、うっかりすると皇族の謝罪旅行として利用されかねないという危惧もあった。
この第二外国語のことなど「嘘でしょう。SNSでのフェイクニュースでしょう」とかよくいわれるのだが、今回、募集要項の画像をYahoo!newsでも掲載させていただいたのはヒットだった。探すのに少し苦労したが動かぬ証拠だ(現在は八か国語から選べる)。
もちろん、中国語と朝鮮語を第二外国語として指定するという大学があってはいけないとは断定的にはいわないが、一般的にも慎重であるべきだ。まして、皇族が第一期の入学生として入る可能性があるというなら、そういう観点からも適切かどうか検討を、当該学科だけでなく全学的にきちんと検討し、宮内庁にも説明すべきだったと思うのは私だけだろうか。
そんなことは、履修要項に書いてあるだろうというかもしれないが、そんなもの受験生がみることはむしろ希だ。
佳子さまは、「幼稚園から高校まで学習院に通っており,限られた一つの環境しか経験できていないと感じることが多くございました。そのため,中学の頃から別の大学に行きたいと考えるようになり,受験いたしましたが不合格となったため,内部進学で学習院に進学いたしました。入学したからにはきちんと卒業するべきだという考えもございましたが,学生生活を送る中でやはり別の環境で学びたいという思いがあったことと、ICUで学びたいという思いがあった」と記者会見で仰っている。
同時に「私が学習院を退学したことについて様々な憶測があると聞いておりますが,私個人の問題であって学習院大学が悪いということではございません」とおっしゃっているが、眞子さま、佳子さまが離れ、愛子さまも大学へ新型コロナを理由に三年間、ほとんど登校されていないなど皇族の学校としてまったく機能していないし、昔のように旧華族の子が多いというわけでもなく、質的にも低下していると嘆くOBが多い。
また、「別居」問題については、そもそも、秋篠宮邸の大改修にあって、佳子さまの新しい部屋を設けず、改築期間中の簡易な仮御所の私室をそのまま使うことについて、費用が増大したかもしれないとか、別居は我がままだとか、公表が遅れたとかいう批判がある。
そもそも、自宅を大改修して新しくするときに、いずれ結婚するのだから新しい建物に自分の部屋は要らない、職員の事務室に使う仮設住宅の自室をそのまま使うとういうのはよほど特殊な計算をしない限り節約であり、贅沢だといって批判されるのは予想だにしていなかっただろう。
それに、離れに住んで食事も一緒にするのに別居というのは日本語としても非常識だろう。さらに、28歳の家業のために模範的に働く娘が近くに別居したいといって、たとえ少し費用がかかっても普通のことである。
いずれにせよ、仮に宮内庁がいろいろいじくりまわしているうちにあまり節約にならなかったとしても、佳子さまが批判されるべきことでない。
そのほか、佳子さまについて、噂にたよらず、客観的な情報、あるいは、そこから当然に推測されることだけで記事を校正してあるので、そちらもぜひ、ご覧頂きたい。