こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
本日から仕事始めという方も多かったと思います。被災地の救助活動は心配ですが、被災地以外では日常生活をきちんと送ることもまた大切です。
今回の地震で被災された方々を支援するため、県では、日本赤十字社石川県支部及び石川県共同募金会と連携し、1月4日(木)から義援金を受け付けております。皆様からのご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
<義援金の振込先>
●受取人口座名義:
石川県令和6年能登半島地震災害義援金… https://t.co/XAptP5bVJ4— はせ浩(馳浩)石川県知事 (@hase3655) January 4, 2024
石川県では義援金の受付がスタートしました。
現地に入れない(一般の方は受け入れ体制がないときは入ってはいけない。政治家も!)いま、我々にできることはまず寄附です。
東京維新の会も「身を切る改革」の原資から500万円をこちらに寄附いたします。ぜひ皆様もご協力を宜しくお願い致します。
<義援金の振込先>
●受取人口座名義: 石川県令和6年能登半島地震災害義援金
●振込先銀行名:北國銀行 県庁支店
●口座番号:普通預金28593
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/suitou/gienkinr0601.html
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そんな中、ネット中では
「台湾からの救助隊派遣の申し出を、日本政府が無下にして断った!」
「中国に対する配慮ではないか、岸田政権はやはり親中だ!」
という情報が駆け巡りました。左からは「ニーズも把握できない無能な政権」、右からは「中国に配慮する弱腰政権」と。左右から叩かれる状態になっています。
しかしこれについては是々非々の観点から、現時点で私は政権の立場を擁護したいと思います。
岸田総理大臣 年頭会見
【台湾の支援隊の件】は他社の記者が質問しました。その回答です。
◼️岸田総理大臣…
— 篠原裕明@テレ東 (@shino7878shino) January 4, 2024
岸田総理が本日の記者会見で説明していましたが、受け入れ体制構築や現地の状況に鑑みて、一律に各国からの受け入れは遠慮しているとのことで、この理由は納得いくものだと思います。
特に今回は被災地が狭い能登半島に限定され、物理的にも救助隊が広域に展開するのが難しいことは容易に想像できる上、現時点ではどこまでたどり着けるのかも不透明な状態です。
まだ自衛隊などで後詰めの部隊も待機している中で、外国からの救助隊を優先的に受け入れる理はありませんし、それは申し出た台湾側も十分に理解されていると思います。
局所的な被害が生じた災害で、外国の部隊に来てもらって「さあご自由に活動してください」なんてできるわけがない。現地への導線も寸断される中、まず国内のリソースで対処する可能性を考え、必要に応じて外国部隊の協力を仰ぎ、コーディネイトをしながら展開することになる。受け入れありきではない。
— 中田大悟 NAKATA Daigo (@dig_nkt_v2) January 3, 2024
言葉は強いですが、経済学者の中田先生が指摘している内容に概ね私も同意します。
東日本大震災の際に即座に海外からの支援受け入れを表明できたのは、被災範囲が広すぎて、明らかに国内のリソースだけでは救助の手が回らないことが明白だったからです。その時と今回では、状況が違いすぎます。
ネット上の「救援隊を日本が拒否」言説は「公平性欠く」 台湾の外交部が声明https://t.co/3Znod9FLc9
台湾側は日本政府の災害援助計画を「十分理解し尊重している」とし、今後、日本側から要望があった場合は「全力で協力する」とした#能登半島地震
— 産経ニュース (@Sankei_news) January 4, 2024
実際に先ほど、台湾政府からも日本の判断を尊重するとのコメントが出されたところであり、上記の記事も参照していただければと思います。
そして台湾政府からの申し出や義援金については、私からも心より感謝をお伝えしたいと存じます。多謝!
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焦る気持ちもあって、何かと政権の判断に批判の矛先を向けたい気持ちは理解しますが、何でもかんでも批判すれば良いというものではありません。
もちろん今回の災害対応についても、100点満点ではないでしょうし、後日に検証を重ねて改善点を洗い出していく必要はあります。
しかし、今は党派や思想信条を超えて被災地支援・人命救助に全力をあげる時。
政治的ポジションのある人々からの発信に心ある方々が影響されないよう、私としても正確な情報発信等で微力ながら被災地をバックアップしていきます。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2024年1月4日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。