米国国防長官が無断欠勤?:バイデン大統領は把握しておらず

アゴラ編集部

ロイド・オースティン米国国防長官は昨年度末に受けた治療からの合併症で元旦から一週間近くにわたり入院をしていました。

ロイド・J・オースティン3世国防長官 同長官Xより

しかし、オースティン氏が入院していたという事実がバイデン大統領の耳に入った時には3日間が経過していました。

【追記】オースティン氏は前立腺がんのため昨年末に手術を受けており、その手術による感染症によって救急搬送となったそうです。

 

 

権限委譲されたナンバーツーもオースティン氏が入院していることを知らされていませんでした。

オースティン氏は最側近に入院の事実を伝えていたそうですが、その側近も病に倒れたためにホワイトハウスへの報告が遅れたというのが事の真相だそうです。

なぜオースティン氏は上司であるバイデン氏への報告を真っ先に行わなかったのでしょうか?

集中治療室に入るほどオースティン氏の容態は悪化していました。

オースティン氏が入院してる間、中東の米軍基地はイスラム過激派からの攻撃を受けていました。

https://twitter.com/parstodayj/status/1742908727660089847

職務放棄したとして共和党からはオースティン氏の辞職を求める声も。

与党内からもオースティン氏の振る舞いを批判する人が出ています。

今回の事件を理由にバイデン氏はオースティン氏は解任しないようです。

オースティン氏の入院をめぐる騒動は、バイデン氏の健康不安説に信憑性をあたえ、米国と敵対する国々に誤ったメッセージを与える懸念があります。