健康維持に必要な順番は、睡眠>栄養>運動>ストレス管理

できるだけ長く健康な状態を維持するためにどうしたら良いのか?

この根源的な疑問について、銀座で富裕層向けの会員制クリニックを運営し健康管理サービスを提供するドクターから話を聞く機会がありました。

まず健康に大切な4つの要素は、睡眠、栄養、運動、そしてストレス管理だそうです。これはまったく私も同感でした。

ただ意外だったのは、この中で1番重要なのは睡眠だということです。深い眠りを毎日続けることができれば、栄養や運動よりも健康維持に対する効果は大きいそうです。

逆に言えば、睡眠の改善こそ健康を考える人が最初に取り組むべき課題なのです。私は栄養・運動にはそれなりに気を遣い、ストレスはありませんが、睡眠に関しては不眠症などになったことも無くあまり深く考えていませんでした。

深い睡眠を阻害するのが無呼吸です。肥満や加齢によって首が圧迫され無呼吸になりやすくなり、睡眠の質を下げることになります。また、頭蓋骨の形によっても影響されるそうです。

自分が無呼吸かどうかは検査をしないと分かりません。私も早速受けてみたいと思いました。

また、栄養に関しては出来る限りホールフードを食べた方が良いそうです。肉であれば、加工肉やひき肉は避けて、肉を丸ごと食べる。

そして腸の活動を良くする食物繊維を摂取することが大切です。

ただ、何を食べたら良いかは、その人のDNAによっても変わってきます。腸内細菌のDNA検査をすることで、自分がどのようなタイプか知ることができ、何を食べたら良いかが見えてきます。

そして毎日の運動量や日常生活でのストレスについても、データを蓄積し定量的に分析することで、客観性の高い評価を得ることができます。

さらに、結婚しているか、離婚歴があるか、再婚したかによっても健康に有意な違いがあるそうです。

健康維持に重要なのは、平時の健康状態のチェックと有事の迅速な対応です。これを実現するためには、定期的な検査を受け、万が一の場合には、信頼性の高い医師を早期に紹介してもらえる体制が必要です。

銀座のど真ん中にあるこちらのクリニックは、決して安い価格ではありません。でも日本の高い生命保険に入るのであれば、こちらに入った方が良いのではないかと思い、会員になることを即決しました。

例のごとく、まずは「人体実験」してみて、またブログでレポートしたいと思います。

maruco/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年4月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。