新たな大規模「太陽フレア」が今月8日から11日にかけて合計7回発生し、各地でオーロラが発生しました。これは観測史上初の頻度でした。これらのフレアは地球の磁場に影響を与え、「磁気嵐」を引き起こすことがあります。今後数日は通信衛星やGPSなどの通信機能に影響が出る可能性があり、注意が必要とのことです。
北海道や石川でオーロラのような現象 太陽フレア影響かhttps://t.co/Q4ELp6bNbi
英国やスイス、中国など世界各地でも10日までにオーロラが報告されている。
— 産経ニュース (@Sankei_news) May 11, 2024
「太陽フレア」とは太陽の表面で起きる巨大な爆発で、そのエネルギーは非常に大きいものになります。フレアはクラスAからXまであり、今月は最大クラスのXが6回発生しました。
■
『急速な太陽フレアの一週間』NASAの映像です。
太陽フレアの影響で11日には史上最大規模の「太陽フレア」が確認され、電気を帯びた粒子が放出されたことで「磁気嵐」が発生し、北海道でオーロラが観測されました。フレアからのプラズマ粒子が、地球の酸素原子や窒素原子と接触して発光し、オーロラが発生します。
太陽フレアとオーロラがセットで語られてるのしっくりきてないやつ15秒これ見ろ
pic.twitter.com/icmcS6jPbj— 佐々木亮@恒星フレア (@_ryo_astro) May 11, 2024
世界の都市でもオーロラが見られました。
太陽フレアの影響でロンドンで観測されたオーロラpic.twitter.com/ff9ZHY2COI
— nobby (@nobby_saitama) May 11, 2024
日本でもオーロラが観測されています。
兵庫県北部 香美町からです pic.twitter.com/LwAY7JgP21
— *やてんこう☁⭐ (@yuu102) May 11, 2024
温暖化に影響はないようです。
太陽黒点の活動には11年周期があり(破線)、11年移動平均によりトレンド(実線)の評価が可能になります。日本の過去の気温変動を見る限り、年平均の振幅の大きさとトレンド変化には明確な相関性は認められず、太陽フレアの活動が一時的に突出しただけならば温暖化に対する影響は限定的と考えられます pic.twitter.com/0EmLxI2T0U
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) May 10, 2024
事故の発生などが懸念されていましたが
磁気嵐が急激に発達しており、オーロラが見事と喜んでばかりもいられない「深刻な」レベルになりつつあります。世界各地の航空関係や電力関係で事故が起こったりしてないことを祈ります pic.twitter.com/9nNze8xG71
— 片岡龍峰 (@ryuhokataoka) May 10, 2024
磁気嵐もすでに落ち着いてきたようです。
太陽風の磁場は現在15 n程度と弱まり、そこまで極端でない磁気嵐のときのレベルにまで落ち着いてきましたので、日本各地からのオーロラ観測はそろそろ終わりそうです。高速風はそのままで、高緯度のオーロラ活動は、まだまだ活発でしょう #オーロラシチズン pic.twitter.com/orw9TlNxVl
— 片岡龍峰 (@ryuhokataoka) May 11, 2024