砂糖をやめる効果的だった方法

黒坂岳央です。

筆者は甘いものが大好きである。というか、食べること自体が人生最大の娯楽であり、高級ブランドに興味がなくシンプルライフを送っているが、食べるためなら遠くまで出かけて財布の紐がゆるくなってしまう。

しかし、食は健康に直結するのでなかなかバランスが難しい。酒はあっさりやめることができたが、毎日の砂糖摂取をどうしても辞めることができなかった。量を減らしても数日後、それまでのつけを払うように一気に食べてしまって罪悪感を繰り返していた。

だが最近、ようやく砂糖をやめることができた。直近1ヶ月間は一切砂糖を口にしていない。旅行先やイベントではとっても良いと思うが、少なくとも日常的な摂取はやめた。砂糖は体に悪いと思ってもなかなかやめられない、と悩む人に向けて効果的な方法をシェアしたい。

bymuratdeniz/iStock

パーソナルトレーニングジムでやめた

結論的に砂糖断ちに最も効果的だったのがパーソナルトレーニングジム通いだった。

筆者はパーソナルトレーニングジムに通って、トレーナーからマンツーマン指導を受けて本格的に筋トレをしている。ありがたいことにダンベルの重量は着実に増加していき、体重や体脂肪率はドンドン減少していった。もう少しで目標体重に到達することができる。

トレーナー付きで筋トレをするようになったことが、なぜ砂糖を完全にやめられたきっかけになったのか?パーソナルトレーニングジムは決して安い買い物ではない。場所によっては月数十万円かかるところもある。筋トレで成功するために投資しているのに、その投資効果をダメにしてしまう白砂糖を取るのは、この流れに逆行しており労力とお金をムダにしてしまうと理解できた時に砂糖をやめることができた。

自己流で筋トレをしていた頃はやめられなかったのに、なぜパーソナルトレーニングジムに通ってやめられたのかというと、後者は高額なコストをかける痛みを伴っているためだ。高い費用とかけて苦しさに耐えて努力していることを帳消しにするのは、砂糖を摂取して得られる快楽を超えていたのでやめることができたのである。

砂糖をやめるコツ

他にも砂糖を摂取するのをやめるためのコツがあるのでシェアしたい。

まずは早寝早起きである。砂糖を取りやすいのは夜だ。多くの人にとって朝と昼は会社勤務などで拘束されており、この環境では砂糖を控えることは簡単だ。難しいのは夕食である。仕事から開放され、日中のストレスを吹き飛ばすために砂糖をついつい取りがちになる。そこで帰宅したら軽く食事をして早めに寝るのだ。自分は20時台に寝ていた。寝ている間は砂糖は食べなくても平気なので、これを続ければ体が慣れてほしいとも思わなくなる。

次はスーパーやコンビニになるべくいかない。こちらもかなり効果的だ。要するに入手経路を断ち切ればいい。砂糖をほしいと思っても、帰宅後はわざわざ出かけてまで手に入れようとは思わないので自然に距離を置くことができる。

そして代替品を準備する。砂糖の含まれる甘いお菓子の代わりに、甘栗やフルーツ、トマトなどを食べれば良い。糖分を控えると甘みに敏感になるので、こうしたものでも満足度が得られる。

最初の頃、砂糖断ちの禁断症状が出てしまうが、1週間、2週間経過すればほしいと思わなくなるので成功率は高まる。なので砂糖を取ることが筋トレの努力をご破算にするという状況を構築し、さらに最初の1週間だけでも多少ルーチンを曲げて毎日帰宅後にすぐ寝てしまえばいい。強制的に砂糖と距離を置くことで成功率は飛躍的に高まるだろう。

 

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。