日本のタクシーは「2×2の4択」から決める

歩くのが好きなので、なるべく電車に乗るようにしており、タクシーに乗る機会はあまり多くありません。旅行に出かける時に荷物が多い時や、深夜で電車やBRTが無い時など、使う機会は限られています。

東京にいる時の私のタクシー選びの基準は4択で決めています。

まず、車種です。最近東京では背の高いボックスタイプのタクシーが増えました。ドアがスライドして開き座席のスペースが広いのが特徴です。

機内持ち込みできる小さなスーツケースだとわざわざトランクに入れずに手元におけるメリットがあります。

また背が高いので乗り込む際にも頭をかがめる必要がなく、私のような腰痛持ちには腰に負担がかからないのも助かります。

このボックスタイプのタクシーがあれば、必ずこちらを選択するようにしています。

もう1つの選択軸は個人タクシーかどうかです。

道に詳しく、キビキビと運転してくれる個人タクシーを好む人もいるようですが、私は個人タクシーは運転手さんの当たり外れがあるので避けるようにしています。親切で優秀なドライバーもいるとは思いますが、マナーの悪い「俺様キャラ」ドライバーの車に当たることが珍しくなかったからです。

大手のタクシー会社、中でもMKタクシーを見つけたら安心して乗ることができます。

つまり、東京のタクシーの選択肢は、私の場合大手の

ボックス型

個人のボックス型

大手の通常車

個人の通常車

という順番になります。

海外から戻ってくると、東京のタクシーは安心して乗れ、料金も比較的割安であることを感じます。

ライドシェアの参入を阻止するような規制緩和に後ろ向きな業界だからこそ、サービスの質が均一で高い。何だか皮肉な状況です。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年7月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

アバター画像
資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。