「アルバンヌ」の誕生おめでとう、フィリップ!
ル・ムーリス黄金期を支え、レ・クレイエールで活躍後、そのままランスで独立したフィリップ・ミル。20年来くらいの知り合い&大好き料理人の自店オープン、嬉しい限り。腕利きスーシェフたちを従え、よいチーム~。
レ・クレイエール「ル・パルク」の料理も素晴らしかったけど、「アルバンヌ」の料理は、より自由でよりナチュラルでよりチャーミングになってる気がする。
ラングスティヌ&ビスクの香りと食感、緑アスパラガスのみずみずしい甘味、白アスパラガスの弾ける旨味&完璧焼き加減のホロホロ鳥、そしてソースやジュの素晴らしさ。おいっしー!
友達、料理構成を細かくメモしてた。今度ちゃんと見せてもらおう。
シャンパーニュ&その他ワインのペアリング、と同時に、すでにここ体験済みの友人の知人が絶賛したノンアルコールペアリングもお願いして、2種のペアリングを楽しむ。確かに、ノンアルコールドリンク、上手、かつ合わせ方も面白い。
食事の終わり、シャンパーニュたった2杯しか飲んでいないよ~、と味蕾が不満を告げるので、アンフュージョンの代わりにラストシャンパーニュ。
美食家の仲よしちゃんと、マニアックなおしゃべり楽しみながら、フィリップの世界観を堪能する4時間半。
またすぐに遊びに来られますように。
おまけ。
「アルバンヌ」行く前に、大聖堂寄って、天使に微笑み返したあと、ステンドグラスをじっくり眺める。
一番お気に入りのステンドグラスはシャガール、シャンパーニュ作りを表現したものも楽しい。いつか、オペラグラスで細部まで眺めてみたい。
ジャンヌダルク礼拝堂を飾るイミ・クネーベルのモダンなステンドグラスもきれい。第一次世界大戦でボロボロになった大聖堂の一隅を、今はドイツ人アーティストが飾っている、というのは感慨深い。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年5月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。