家族や仕事、そして子育てを最優先にし、自分自身を後回しにしてきたあなた。そんなあなたに、あなた自身をいちばんに考える時間を持ってほしいのです。
今回紹介する一冊は、美しい体をかんたんにキープできるノウハウ本です。
「美姿勢プログラム 姿勢筋を整えて最高に美しくなる」(津久井友美 著)高橋書店
姿勢筋を整えて自分史上最高に美しくなる?
皆さまには、こんなお悩みはありませんか?「お気に入りの服が似合わない・・・・・・」「写真写りに自信がない……」「おなかがポッコリしてきた・・・・・・」など。津久井さんは次のように答えます。
「じつは私自身、4歳のときに、体のライン崩れを実感しました。 お気に入りの服が似合わなくなり、 姿勢も悪くなっていたのです。トレーニングをすればすぐに体のラインは戻ると思っていましたが、なかなか戻りません。 そんな中、無理なトレーニングが原因で肉離れをおこし、松葉杖の生活に……。」(津久井さん)
「トレーニングどころか、外出すらままならない生活となりました。そこで、『せめて姿勢だけでも』と意識を変えて、姿勢を整えました。すると驚いたことに、みるみる体のラインが戻り始めたのです。そう、美しい体を手に入れるには、この『姿勢筋』がカギだったのです」(同)
その後、津久井さんはメソッドを体系化したボディメイクプログラムを開発します。腰痛改善を目的に始めた方が、1か月で腰痛を改善し、ダイエットにも成功。ご自身もベストボディ・ジャパンで3位に入賞するなどポジティブな変化が訪れています。
好姿勢維持には枕が大切
筆者が姿勢維持に重視しているのは睡眠です。米国ミシガン大学が発表した、各国の平均睡眠時間調査によれば日本がもっとも短いことが判明しています。睡眠の質をアップさせるには「適切な枕」の存在が必要になるのです。
良質な睡眠をとるための睡眠環境を整えることを考えていきましょう。特に、睡眠は1日のうちで、少なくない時間をすごす行為なので、悪い姿勢で睡眠を続けることは、骨のズレを起こす原因にもつながります。良質な睡眠をとる環境を整えるうえで特に重要なことは「いい枕選び」です。
良質の睡眠は、日々の疲れを取り、健康を保つために欠かせません。まずは、すぐにでも実践できる寝具などの睡眠環境の見直しからはじめてみましょう。
仕事でパフォーマンスを発揮したいのであれば、睡眠不足を自慢している場合ではありません。欧米では、睡眠は自己管理の一貫と考えています。睡眠を自分で管理していくことが大切なのです。この機会に姿勢と枕にも注目してみましょう。
尾藤 克之(コラムニスト・著述家)
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2年振りに22冊目の本を出版しました。
「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)